
コミュニティ広場「えん」
福岡県宇美町は、「こどもの居場所」として、週3回定期開所する中高生対象の居場所と、夏休みなどの長期休業中に不定期開催する小学生対象の居場所を開設した。
宇美町のこどもが笑顔になれる居場所について議論
宇美町では、宇美町教育の日である令和6年11月9日に、「学びでこどもの笑顔をうみだすまち」研究大会の全国大会を開催。大会では、研究主題を「学ぶ楽しさと成長を実感できる切れ目ない『こどもまんなか』学びの場づくり」とし、「少年・少女の主張大会」と「こども会議」を実施した。
「こども会議」では、ホスト会場である「うみ・みらい館」において、代表の児童生徒が中学校区ごとに分かれ、「宇美町のこどもが笑顔になれる居場所」について議論し、町長に対し施策を提案した。
同時進行で各小・中学校をWebで結び、各学校で出た意見も共有した。
子どもからの提案を受け「こどもの居場所」を開設
子どもからは「地域の人と一緒に将来の夢や目標のために学べる場所」「Wi-Fiやエアコンがある施設に、勉強を教えてくれる人や話を聞いてくれる人がいる場所」「雨の日も楽しく集える場所」などが提案された。このような声を受け、今回、宇美町は「こどもの居場所」を開設した。
地域全体でこどもを支える体制を強化
「こどもの居場所」は、多様かつ複合的な悩みを抱える子どもに対して、地域にある様々な場所を活用し、安全・安心に過ごすことができる「居場所」を設け、支援が必要な児童生徒を早期に発見し、適切な支援機関につなげる仕組みをつくることにより、地域全体でこどもを支える体制の強化を図ることが目的。中高生・小学生のどちらも無料で利用できる。宇美町がアバンセライフサポートに委託して実施する。
中高生がホッと一息つける居場所
「中高生の居場所」は、おむすび舎1階のコミュニティ広場「えん」にて7月22日(火)にオープンした。町内在住の中高生世代(在学していなくても可)を対象にした、学校や家庭とはちょっと違う、“ホッと一息つける居場所”だ。
静かに勉強や読書をしたり、友だちとおしゃべりやボードゲームをしたりして自由に過ごせる空間で、温かい軽食も提供する。「ただいま~」と帰って来られる、家のようなあたたかい場所を目指している。
開所日は毎週火・木・土曜日で、開所時間は14時~19時、夏休みなどの長期休暇中は9時~19時となっている。
小学生の夏休みの居場所
「小学生の居場所」は、夏休み期間に、地域の人と一緒に楽しい体験をしたり、夏休みの宿題や勉強をしたりする居場所として開設する。各小学校区内の公共施設において、第1回と第2回の各2回ずつ実施する。
「宇美小学校区」は7月31日(木)・8月17日(日)にうみハピネスにて、「宇美東小学校区」は8月3日(日)・8月22日(金)に宇美町立研修所にて、「原田小学校区」は7月27日(日)・8月24日(日)に宇美南町民センターにて、「桜原小学校区」は7月29日(火)・8月10日(日)に宇美町立中央公民館にて、「井野小学校区」は7月26日(土)・8月20日(水)に井野小学校にて実施。時間は、低学年が9時〜11時、高学年が15時〜17時となっている。
体験活動は、第1回が「折り紙・廃材遊び」、第2回が大阪・関西万博体験を実施する。夏休みの宿題や学習サポートでは、学生ボランティアから勉強を教えてもらえる。自由に使える、習字や絵具セットも準備されている。
両施設の詳細は、下記の紹介ページにて確認を。
「中高生の居場所」や「小学生の居場所」を利用して、夏休みを楽しく、安心安全に過ごしてみては。
中高生の居場所:https://www.town.umi.lg.jp/soshiki/42/61763.html
小学生の居場所:https://www.town.umi.lg.jp/soshiki/42/61764.html
■おむすび舎1階 コミュニティ広場「えん」
住所:福岡県糟屋郡宇美町貴船2丁目30番3号
(山本えり)
The post 【福岡県宇美町】子どもの声から生まれた「こどもの居場所」開設!中高生対象・小学生対象の2種を展開 first appeared on ストレートプレス:STRAIGHT PRESS - 流行情報&トレンドニュースサイト.