宮城県仙台市にある和菓子屋の九重本舗玉澤は、本店に併設されたカフェスペースの新しいメニューとして、「九重ゆずレモンソーダ」と「琥珀サイダー」を7月23日(水)より販売開始する。
革新と進化を追求する老舗和菓子屋
九重本舗玉澤は、1675年の創業より独自の製菓技法を代々受け継ぎ、和菓子作りの業と伝統を守り続けてきた。明治時代から続く銘菓「九重(ここのえ)」は、九重本舗玉澤の商号となっている。
そのほか、全国菓子大博覧会の最高賞を受賞した冬季限定の「霜ばしら」や定番商品の「ゆべし」、「しおがま」など、季節や街の伝統を感じられる御菓子を展開。伝統と革新を重んじながら、時代を切り拓く独創的な和菓子を創っている。
また、九重本舗玉澤では新しい取り組みも積極的に行ってきた。例えば、1891年には、フランス風ビスケットを名物菓子として発売。1918年に名掛丁に移転した際には、当時としてはめずらしい店舗に「カフェ玉澤」を併設する形態となった。南町通りに開設した姉妹店喫茶「フーガ」では、特にコーヒーが好評だったという。
カフェ併設の本店がリニューアルオープン
そして今年、創業350周年を迎えるにあたり、フラッグシップとなる九重本舗玉澤 本店が、2024年10月に宮城県仙台市青葉区一番町にリニューアルオープン。店内の歴史コーナーには、伝統の象徴として、仙台藩御用細工師の中川兵吉氏作による初代玉澤伝蔵氏の木像を安置している。
さらに、同店では御菓子を購入できるだけでなく、併設のカフェスペースでイートインも可能。「炙りゆべし」や「霜塩団子」といった定番メニューに加えて、今後も順次新たなメニューを開発予定だという。
代表銘菓と人気商品がカフェドリンクに
今回、九重本舗玉澤 本店のカフェで新たに販売される新メニューは2つ。
1つ目は、屋号の由来ともなった代表銘菓「九重」を用いた「九重ゆずレモンソーダ」。「九重」の菓名は、1901年に明治天皇の仙台行幸の際に、創製中の菓子を献上したことに始まる。天皇のご嘉賞を賜り、お供の東久世通禧公より、「いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重に匂ひぬるかな」という万葉歌にちなんで命名されたそう。以来、「九重」は茶菓兼用の銘菓として広まり、日本の優秀名菓のひとつともいわれている。
そんな「九重(ゆず)」と爽やかなレモンソーダを合わせることで、風雅な香りと食感が楽しめる「九重ゆずレモンソーダ」を開発。グラスに特製レモンソーダを注げば、水面に色鮮やかな九重が浮かび上がってくる。
2つ目の「琥珀サイダー」には、夏季限定の商品「琥珀物語」があしらわれている。
「琥珀物語」は、寒天と砂糖をじっくり琥珀色になるまで煮詰めたのち、冷やし固めて仕上げた琥珀糖の御菓子。その美しい彩りを、広瀬川の煌めきや七夕飾りなど仙台の夏模様に見立てている。「琥珀物語」の風味はレモン、苺、ミント、青梅、ぶどうの5種類で、価格は1188円(税込)。
「琥珀サイダー」では、すっきりとした味わいのサイダーとともに、グラスを彩る「琥珀物語」の食感と上品な甘さを楽しめる。
なお、「九重ゆずレモンソーダ」と「琥珀サイダー」の価格は、どちらも660円(税込)だ。
仙台を訪れた際には、地元で昔から愛される九重本舗玉澤 本店でお土産を買ったり、カフェスペースでひと休みしたりしてみては。
■九重本舗玉澤 本店
住所:宮城県仙台市青葉区一番町2丁目3-33 第八藤榮サンモール一番町1階
営業時間:10:00~18:00
カフェスペースは13:00~17:00 ※ラストオーダー16:30
九重本舗玉澤公式HP:https://www.tamazawa.jp
九重本舗玉澤公式Instagram:https://www.instagram.com/tamazawa.sendai
(紫原もこ)
The post 【宮城県仙台市】九重本舗玉澤の代表銘菓「九重」と「琥珀物語」が新しいカフェメニューに first appeared on ストレートプレス:STRAIGHT PRESS - 流行情報&トレンドニュースサイト.