【愛知県名古屋市】7月より使いやすくなった「妊婦のための緊急時タクシー利用券」に注目

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愛知名古屋市は、市内に住む妊婦を対象に「妊婦のための緊急時タクシー利用券」を交付している。出産や急な体調不良などの緊急時に利用できる。

体調に違和感を感じたら利用しよう

妊娠期間中は、予期せぬ体調の変化が起こりやすい。そのようなとき、心強い味方になるのがタクシー利用券だ。利用できるのは「緊急時」だが、その範囲は広く設定されている。

1.出産のために病院、診療所及び助産所(以下「医療機関等」という) を利用する時
2.妊娠中または出産後、体調不良で医療機関等を利用する時
3.妊娠8か月頃から、妊産婦健康診査や乳幼児の健康診査、子どもの体調不良により医療機関等及び保健センターを利用する時
4.妊娠中または出産後、外出先での体調不良で、自宅等へ帰宅する時

※1から3については、自宅等へ帰宅するための移動も含む
※1は計画分娩で事前に入院等をする場合も含む

体調不良とは、お腹の張りや吐き気などの症状だけではなく「なんとなく違和感がある」「いつもと違う」といった体調の変化も含まれる。名古屋市は「悩まず・ためらわず・躊躇せず」タクシーを利用してほしいと呼びかけている。自分の体と赤ちゃんの安全を第一に考え、少しでも不安を感じたらためらうことなく活用したい。

申請不要で手軽に使える

「妊婦のための緊急時タクシー利用券」は、事前の申請手続きが一切不要。対象は、名古屋市内に住所があり、出産予定日が令和5年1月1日以降で母子健康手帳の交付を受けた妊婦である。

対象者には、母子健康手帳の交付を受けてから2週間~1か月後を目安に、利用券が簡易書留で郵送される。

万が一、郵便局での保管期間を過ぎて受け取れなかった場合でも、市に返送されたタクシー利用券は再度郵送される。それでも届かないときは市で保管されるため、母子健康手帳の交付から2ヶ月以上経過しても利用券が届かない場合は、専用フォームから問い合わせが可能だ。

より使いやすくなった利用券

また、7月から、より使いやすいよう「利用要件の拡充」および「利用方法」の変更を実施。

変更点1:妊娠8か月頃からは、「妊産婦健康診査」や「乳幼児の健康診査」、「子どもの体調不良の際の医療機関の受診」にも使えるよう、利用要件を拡充
変更点2:利用券を切り離した状態で携帯、使用することができるようになった

これからは持ち運びしやすいよう、使う枚数分だけ事前に切り離すことも可能だ。なお、母子健康手帳は必要となっている。上記の変更は、7月以前に利用券を受け取った人で、利用期間が終了していない利用券を持っている人も、同様の取扱いとなる。

合計1万円分!利用券の使い方と注意点

交付されるタクシー利用券は、1枚500円の券が20枚綴りになっており、合計で10,000円分。1回あたりの利用上限はない。利用する際は、名古屋市と契約している名古屋交通圏のタクシーで利用できる。乗車時に運転手へ利用可能か確認するとスムーズだ。

名古屋交通圏は名古屋市内に限らず、津島市・瀬戸市・尾張旭市・豊明市・日進市・清須市・北名古屋市・愛西市・弥富市・あま市・長久手市・東郷町・豊山町・大治町・蟹江町・飛島村と広範囲。里帰り出産を考えている人にも便利だ。

利用券は、券面に記載された有効期限まで使用可能だ。

妊娠から出産にかけては、楽しみな気持ちと同時に不安もあるだろう。名古屋市のタクシー利用支援は、妊婦の心身の負担を和らげることを目指すものだ。制度を上手く活用して、安心できるマタニティライフを送りたい。

妊婦のための緊急時タクシー利用券Webサイト:https://www.city.nagoya.jp/kodomoseishonen/page/0000158887.html

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ライタープロフィール



erika
九州生まれ・愛知県在住のライター。3匹の愛猫と遊んで、淹れたてのコーヒーでほっと一息つくのが日課です。

  

  

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