宮城県気仙沼市に本社を置き、地域資源の企画・製造・EC販売などを手がける「KESENNUMA GOOD GOODS(KGG)」は、同市のカキ漁師が主導するクラウドファンディング「津波で失った筏(いかだ)を取り戻し、宮城初の新ブランド牡蠣を全国へ」を、8月4日(月)に公式サイト・YouTubeにて同時に公開した。
津波で流失した牡蠣筏の再建と新品種の養殖再開を
今回のプロジェクトは、7月30日(水)のロシア・カムチャツカ半島沖地震による津波で流失した牡蠣筏の再建と、宮城初の通年出荷型新品種「島乙女(仮)」の養殖再開を目指すもの。
クラウドファンディングの専用サイトは、ShopifyをベースにKGGが独自構築。「Shopifyを用いた決済でセキュアに運用」「一般的なクラファン手数料(約20%)を大幅圧縮し実費5〜7%のみ」「集まった支援金はシステム実費を除き100%カネキ水産へ還元」「All-in型を採用し、目標未達でも復旧作業を遂行」といったシステムを採用している。
目標金額は10,000,000円。支援募集は9月30日(火)まで。All-in方式(目標未達でも実行)となっている。
資金は、筏修繕・新設、復旧人件費などに使われる。詳細はプロジェクトページをチェックしてみて。
牡蠣やホタテなどの返礼品を用意
プロジェクトでは、支援に対し、様々なリターン(返礼品)が用意されている。
支援額3,000円で「お礼メール+被災/復旧レポートPDF」、10,000円で「【加熱用】島の日干し牡蠣セット(約2kg・8〜10個)+感謝レター」、30,000円で「【加熱用】島の日干し牡蠣カンカン焼きセット(約2kg・10〜12 個)蒸し缶+ナイフ+手袋付き/感謝レター/限定オンライン漁場動画」、300,000円で「外浜筏クルージング体験(20〜30分/1組4名まで)+牡蠣カンカン焼きセット(10〜12個)+ホタテセット(20〜24枚)+限定オンライン漁場動画」などが用意されている。
なお、リターンの発送は天候・生育状況により前後する場合があり、進捗はメールやKGG YouTubeチャンネル動画などで共有していく。
現地漁師の声を通して“本当の現場”を伝える動画
KGG代表の尾形竜之介(オガトレ)氏は、宮城県気仙沼市で起きた牡蠣養殖イカダの津波被害について、現地漁師・小松氏の声を通して“本当の現場”を伝えるために、動画を制作。YouTubeチャンネル「オガトレ」やKGG YouTubeチャンネルにて公開している。
尾形氏は、以下のようにコメントしている。
「ロシア沖で発生した地震による津波。その高さはわずか1メートルに満たないものでした。しかし、気仙沼の海では数千万円〜数億円規模の被害が発生し、イカダが沈み、漁師たちの生活が大きく揺らぎました。ニュースではなかなか届かない『海の中で起きている現実』。それを一市民として伝えたくて、そして何かできることはないかと考えて、今回クラウドファンディングを立ち上げました。
大手サイトでは審査に時間がかかり、手数料も大きい。だからこそ、スピードと想いを重視して、僕たちが直接立ち上げ、責任を持って動くことを決めました。
支援は、イカダや漁具の復旧だけでなく、地域でともに漁を支える仲間たちへの分配にも使われます。
この動画とクラファンを通して、「見えていなかった被害」「声にならなかった想い」が、少しでも届いてくれたら嬉しいです。」
ロシア・カムチャツカ半島沖地震による津波で流失した、気仙沼の牡蠣筏の再建を目指すプロジェクトを支援してみては。
クラファン詳細:https://kesennumagoodgoods.jp/blogs/goods/250804
KESENNUMA GOOD GOODS HP:https://kesenumagoodgoods.jp
YouTubeチャンネル「オガトレ」:https://www.youtube.com/@ogatore
(山本えり)
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