【岩手県一関市】音楽家・植松伸夫さんのビール愛×一関のブルワリーの技術！特別なクラフトビールが誕生

完成を祝い、植松伸夫さんを囲んで乾杯！

岩手県一関市のブルワリーと、「ファイナルファンタジー」の作曲などで知られる音楽家・植松伸夫さんがコラボしたオリジナルのクラフトビールが誕生。地元ブルワリー2社が醸造し、「第28回全国地ビールフェスティバル in 一関」の3日目、8月24日(日)に先行販売される。

「全国地ビールフェスティバル in 一関」は、毎年8月に岩手県一関市で行われている全国の地ビールと地元グルメを集めたイベント。去年は約36,000人の入場者があった。

第28回の今回は、8月22日(金)～24日(日)に開催され、全国のブルワリーから150種類以上のクラフトビールが提供される予定だ。

世界的音楽家・植松伸夫さん
植松さんのビール愛×一関のブルワリーの技術
植松さんの音楽性を反映した2つのクラフトビール

世界的音楽家・植松伸夫さん

作曲家の植松伸夫さんは、1986年よりゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズをはじめ数多くのゲームの音楽を担当。またゲーム音楽の作曲活動以外にもオーケストラによる世界ツアーの制作総指揮など、グローバルに活動の場を広げている。

近年では、ソロおよびバンド演奏、朗読ライブなど、さまざまな形式での演奏を盛り込んだ「植松伸夫 con TIKI SHOW」を開催し、世界中から注目されている。

植松さんのビール愛×一関のブルワリーの技術

このたび、ビール好きとしてファンに知られる世界的音楽家・植松伸夫さんと、岩手県一関市のブルワリーである「世嬉の一酒造」「NOYMOND BREWING」がコラボしたオリジナルクラフトビール「Nobuo Uematsu presents 俺のビール」が誕生した。

タンクを前に、世嬉の一酒造の二人にビール造りについて質問をする植松さん。

「世嬉の一酒造」は、1918年創業の一関市に拠点を置く老舗酒蔵。「世の人々が嬉しくなる一番の酒造り」を目指し、清酒「世嬉の一」やクラフトビール「いわて蔵ビール」を製造。郷土料理レストランや博物館も運営し、地域文化を発信している。

NOYMOND BREWINGの菅原さん(写真左)は自身もファンであるファイナルファンタジーの曲を醸造中に流して作業していたとのこと。

「NOYMOND BREWING」は、一関市で自家製クラフトビールを醸造する新進気鋭のブルワリー。1階の醸造所で造るビールと、2階の「NOYMOND BREWING＆もんど」で提供する和牛もつ鍋や岩手県産白金豚の創作料理が自慢だ。250種以上の日本酒と共に、和モダンな空間で楽しめる。

昨年7月。観光PR事業の一環として行われた一関市千厩町での植松さん「せんまや夜市」出演時の様子。

このコラボは、2024年に行われた一関市の観光PR事業をきっかけに、植松さんが同市と縁を深め、地元物産振興関係者で組織する「一関の物産と観光展実行委員会」の呼びかけに応える形で実現。地元振興を目的としたプロジェクトがスタートした。

コラボビールは、8月22日(金)から開催される「第28回全国地ビールフェスティバル in 一関」の3日目より先行販売。植松さんと両ブルワリーが検討を重ねて辿り着いたビールは2種類あり、どちらも植松さんの音楽を表現しながら、いろいろなシチュエーションで楽しめる味わいとなっているという。

同日には植松さんのバンド「植松伸夫 con TIKI」による演奏も予定。全国販売も開始し、一関の魅力を発信していく。

植松さんの音楽性を反映した2つのクラフトビール

今年6月。ビールの味の方向性やコンセプトなどに関して意見が交わされた。

今回登場するのクラフトビールは、「Nobuo Uematsu presents 俺のビール SYMPHONY(シンフォニー)」と「Nobuo Uematsu presents 俺のビール POP(ポップ)」。

イメージビジュアルには植松さんの自画像が。

「Nobuo Uematsu presents 俺のビール SYMPHONY」は、植松さんの楽曲がもつ、多層的で重厚な一面を表現したビール。一人でじっくりと味わいたい時におすすめだ。

醸造した「世嬉の一酒造」の佐藤航さんは「植松氏が滞在したことがあるベルギーのビールをイメージし、ベルギー酵母を使用した深紅のビール。深みのある味と少し高いアルコール度数でゆっくり味わい深く飲めるビールです。長期熟成するとマイルドな味わいと深い香りが付加され、より美味しくなります」とコメントしている。