【東京都町田市】自分と向き合う、大人のための通年プログラム「500年の学校」第2期開校。受講生募集中

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東京都町田市にある寺院・簗田寺とマザーディクショナリーが、五感と好奇心をひらく大人のための1年制プログラム「500年の学校」第2期を、11月9日(日)より開講。受講の申し込みは9月末日までで、20名の定員に達し次第募集を終了する。

大人のための通年制プログラム


「500年の学校」は、デンマーク発祥の「フォルケホイスコーレ」の思想をベースにした、大人のための通年制プログラム。日常から一歩離れ、自分自身と深く向き合う“人生の余白の時間”を提供している。

毎月第1日曜日に、町田市にある寺院・簗田寺にて開催され、食・哲学・アート・身体表現・工芸・自然・ことばなど、ジャンルを越えた講師陣を月替わりで登壇。五感をひらき、好奇心を刺激する1年を通じた体験型の学びの場となっている。受講料は、月額22,000円(税込)だ。

語り合いながら揺らぎや違いを受けとめ合う

「フォルケホイスコーレ」は、年齢や学歴、評価といった枠組みにとらわれず、人が“自分らしく生きる”ことを学び合うための学校として、ヨーロッパ各地で根づいてきた教育のあり方。「500年の学校」でも、毎回の授業の終わりには「ダイアローグ(対話)」の時間を設けており、テーマや体験をもとに、自分の言葉で考えを語り、他者の視点にふれることで、気づきが深まり、考えが思いがけない方向に広がっていく、そんな変化が自然と生まれていくという。


問いに対する“正解”を探すのではなく、語り合いながら揺らぎや違いを受けとめ合うこと。そこから始まる学びが、ここでは大切にされているのだそうだ。

森に囲まれた湧き水の寺院・東向山 簗田寺

境内

授業の舞台となるのは、寛永6年(1629年)に建立され、東京都町田市・忠生の森に囲まれた湧き水の寺院・東向山 簗田寺。周囲には、丘陵が浸食されて生まれた谷状地形「谷戸」が広がり、古くは縄文時代から人々が暮らしてきた、自然と共生する歴史ある地域だ。

全体像

谷戸の泉のまわりには、時代を超えて人が集い、語らい、変化の時を迎えてきたとのこと。実際、この地域はおよそ500年ごとに文化的・地勢的な転換点を迎えていることが分かっており、前回の大きな変化は1629年の簗田寺建立の年で、次の転換点は、約100年後に訪れようとしているのだそう。

この大きな時間軸のなかで、「500年の学校」は、未来へ向けた「人の循環」と「記憶の継承」を担う場として構想。年齢や職業を越えて人が集い、毎月の授業や対話を通して、新たな感覚や価値観、自分自身に出会う場所として、学びの体験そのものが、つながりや対話を育むコミュニティの土壌となりはじめているという。

都市にいながら、ほんの少し足を伸ばせば出会えるもうひとつの時間。「500年の学校」は、知識やスキルだけではなく、人と人が交じり合い、次の500年をつなぐ文化を育む。

講師は、感性と知性を刺激する多彩な顔ぶれ


「500年の学校」2024年度(第1期)では、アーティストのコムアイ氏や、


料理人の野村友里氏、


フォトグラファーの在本彌生氏など、感性と知性を刺激する多彩な顔ぶれが登壇。


第2期では新たな講師として、森岡書店代表で文筆家の森岡督行氏や、


農家の柳田大地氏、


インタープリターの和田夏実氏が加わる予定だ。

講師との距離が近いのも「500年の学校」ならではの魅力。実際に対話し、同じ空間を過ごすことで、単なる知識ではない、体験としての学びが深まっていくだろう。



アートや哲学、食、身体表現など多様なテーマに触れながら、日常とは少し違うまなざしで世界を見つめなおす時間。自分の中にある「気づきの芽」をひとつずつ育てていく、そんな体験を通じて、価値観が自然と更新されていく。

「500年の学校」で、何かを「得る」のではなく、すでにあるものを「思い出す」ような、静かで深い学びの時間を過ごしてみては。

■「500年の学校」-第2期-
期間:11月〜2026年10月/毎月第1日曜
※11月、2016年1月は第2日曜
時間:10:00〜16:30
会場:東向山 簗田寺
住所:東京都町田市忠生2-5-33
HP:https://www.yato500.net
申込:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdQDPC0glv5T-N3nK2GLBpZcqLXCZj3dqZO9xtDDanixmGQ2w/viewform

(佐藤ゆり)

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