【ME:I】加藤心|チェリバレの脱退理由は?現在活動休止してる?

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ME:Iの最年長メンバーである加藤心さん。サバイバル型オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」(通称:日プ女子)でトップ11圏内にランクインし続け、メジャーデビュー前から注目を集めていました。グループ内では年下の他のメンバーたちを温かく見守りつつ、自分の信念を曲げずにアドバイスし、精神的支柱の役割を果たしています。そこで今回は加藤心さんの過去に着目し、かつて所属していたチェリバレの脱退理由などをまとめました。

加藤心は元チェリバレのメンバー

2019年1月にメジャーデビューした10人組のK-POP女性アイドルグループ・Cherry Bullet(通称:チェリバレ)。アメリカの音楽業界誌・ビルボードもチェリバレの2019年の活躍に期待を寄せていました。加藤心さんはチェリバレ結成当初からサブボーカルを務めていましたが、同年12月に突如として脱退。この時、リーダー兼メインボーカルのミレさんと、リードダンサーのリンリンさんもグループを去りました。

突然の活動休止状態に

3人の脱退発表から遡ること約4カ月前、2019年8月頃から加藤心さんとリンリンさんがグループ活動に参加しなくなりました。誰が見ても不自然な状況でしたが、他のメンバーが2人の不在について一切ふれませんでした。不思議に思ったファンが彼女たちの所属事務所であるFNCエンターテインメントに問い合わせたものの回答なし。その後、同年11月頃からミレさんもグループ活動から姿を消し、3人の離脱説がファンの間で囁かれるようになりました。

3人が一斉に脱退

メジャーデビューから1年経過する前に、アイドルグループのメンバーが3人も一斉に脱退するケースは異例です。しかしFNCエンターテインメントは「3人と議論したすえに専属契約の解除を決定した」と発表しており、加藤心さんらの脱退理由を明確にしていません。一連の騒動やファンの質問に対しても沈黙を貫いていましたが、韓国版wikiサイト・ナムウィキには同社の問題が記載されています。

加藤心の脱退理由

「ココロが問題を起こして辞めた」「いじめが脱退理由」という噂が流れていますが、これらはデマの可能性が高いです。チェリバレは多国籍グループのために言語や生活習慣の異なるメンバー10人が在籍していましたが、共同生活を通じて強い絆で結ばれていました。メンバー同士のトラブルは確認されていません。しかしチェリバレの姉貴分グループであるAOAにおいて約10年にわたって「いじめ」が行われ、それを事務所が傍観していた疑惑が2020年に浮上。この出来事に伴って加藤心さんの脱退理由を「いじめ」と判断する人が続出したようです。

所属事務所の問題

おそらくFNCエンターテインメントの運営能力の低さが加藤心さんらの脱退理由に深く関係しています。2006年に創設した同社はロックバンド・FTISLANDをはじめ一部の所属アーティストが成功をおさめているものの、財政状況が深刻です。なぜなら、アイドル育成に莫大な時間と予算が必要なことを重視せず、大所帯のグループをデビューさせていたため。この無分別な経営方針によって、チェリバレの活動を適切に管理できない状態になりました。一部のメンバーに対する給料の未払いなど、不当な扱いが社内で横行していたようです。

ずさんな経営体制

以前からFNCエンターテインメントでは、お金に関するトラブルが多々ありました。そのような状況にもかかわらず、なぜ大勢の若者が同社のタレント養成所を訪れていたのでしょうか。それは韓国の大手芸能事務所であるSMエンターテインメントやJYPエンターテインメントと比較すると、アイドル練習生の期間が圧倒的に短いことが一因です。事務所としては財政状況が不安定でもメジャーデビューするグループの数に比例して収益が増えるという思惑があったようですが…。芸能界入りに憧れる若者がその事実を知るよしもありませんでした。

韓国デビューに憧れていたものの挫折

加藤心さんは中学生の頃に少女時代や東方神起の活躍を見て、K-POPアイドルとして韓国でデビューしたいと真剣に思っていました。そこでエイベックス・アーティストアカデミー名古屋校で経験を積んだ後、2016年にFNCエンターテインメントに入社。2019年5月まではインスタグラム(@cherrybullet__kokoro)でチェリバレの活動内容を積極的に発信していたものの、脱退理由を公表しませんでした。事務所との契約上、口外することが厳しく制限されていたのかもしれません。沈黙を破ったのは、2023年10月に開催された日プ女子のレベル分けテストでした。

静かな抵抗

レベル分けテストに審査員として同席していたイ・ホンギさんは、FNCエンターテインメントに所属するアーティストの1人。FTISLANDのボーカルを務めており、同社の稼ぎ頭です。加藤心さんは浅からぬ縁を感じながら、ステージに立ったのではないでしょうか。緊張した面持ちで「健康上の理由など色々な事柄が重なって夢を諦めた」と過去の自分について説明。古巣の事務所を否定しなかったものの、夢を断念しなければならない状況へと追い込まれた悔しさが言葉の端々に滲み出ていました。

過去を振り返り涙

出典元:PRODUCE 101 JAPAN 新世界

ステージでは笠原桃奈さんと一緒に課題曲「アイドル」のパフォーマンスをほぼノーミスで披露し、2人とも最高評価を獲得しました。加藤心さんはまさに完璧なアイドルとして振舞っていたのですが、ステージを去ると涙が止まりませんでした。そして「再び舞台に戻ってきて最初のパフォーマンスを桃奈ちゃんと一緒にやれて嬉しい」「二度とアイドル活動しないと思っていたから」と複雑な胸中を告白しました。韓国に渡った後、想像を絶する理不尽な出来事に見舞われ、人間不信に陥っていたのではないかと推測できます。

チェリバレのその後

加藤心さんが日プ女子の練習生となった2023年の秋。チェリバレはメディア露出の機会が激減していました。海外ツアーやファンミーティングのドタキャンも相次ぎ、プロモーションが正常に行われていませんでした。2024年の春頃には、ファンがグループの待遇改善を求めると共に、事務所による不当な扱いをSNSで告発。事務所は一貫して不実な行為を否定していましたが、同年4月22日にチェリバレの解散を発表しました。それは奇しくも加藤心さんが再デビューしてから5日後のことでした。遅かれ早かれ彼女は帰国する運命だったのでしょう。

加藤心さんの現在

再デビュー後も加藤心さんの芸能活動は順風満帆にいかず、2025年3月から休止。体調不良が継続していたらしく、医師の判断に基づいて治療に専念するために活動休止に至ったそうです。休止の期限や理由に関する具体的な説明がないため、心配しているファンは少なくありません。ME:Iは最年少メンバーの海老原鼓さんが適応障害を発症し、2024年8月より活動休止。さらに2025年7月にはサブリーダーである石井蘭さんが精神的疲弊による活動休止を発表しました。国内外で多忙を極める彼女たちは精神的な負担も計り知れないのかもれません。

まとめ

加藤心さんはK-POPアイドルになるために渡韓し、2019年に韓国で念願のメジャーデビューを実現。その後、芸能界を去り、夢を諦めたもののME:Iのメンバーとして再びステージに戻ってきました。しかし過酷なスケジュールや、大きすぎるプレッシャーなど、さまざまな要因が積み重なって2025年3月から無期限の活動休止状態となっています。加藤心さんの元気な姿を見られる日が待ち遠しいですね。

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