埼玉県東松山市で造園会社を運営する島野造園が展開する「緑育けんこうステーション東松山ふぉれ」が、開業2周年を迎える2025年7月に「整うプロジェクト」を始動。店舗リニューアルとともに、管理栄養士が開発した「整うジェラート forelato(ふぉれらーと)」や「ふぉれっ米(こ)バーガー」といった新しいファストフードを販売する。
地域と育てる「forelato」
地域に根差した「東松山ふぉれピクル」は、Made in SAITAMA優良加工食品大賞2024優秀賞(埼玉県)、埼玉県新商品AWARD2023入賞(埼玉県物産観光協会)、ひがしまつやまプライド銅賞(東松山市)など数々の賞を受賞。
そのコンセプトを引き継ぎ、新たに開発されたジェラートが「forelato」だ。
素材の味を活かすことに徹底的にこだわり、余計な香料や着色料は使わず、自然な風味と彩りを引き出している。
食材は、地元東松山市や比企地域の生産者から仕入れた新鮮な農産物を中心に使用。金ごま、とうもろこし、枝豆、ミニトマト、ブルーベリーなど、生産者の顔が見える食材を厳選し、地域とともに育てるジェラートとして一つひとつ丁寧に手作りしている。
店内のディッピングショーケースから、客の目の前でジェラートを盛りつけるスタイルは、市内初の試み。農産物の旬に合わせて、季節ごとにラインナップを変え、来るたびに新しい「整う美味しさ」に出会える。
“整う”がテーマのファストフード
管理栄養士監修で、埼玉県初となるスマートミール(中食部門)最高ランク3つ星認証を受けた「ふぉれけんこう弁当」のカジュアル版として、東松山市神戸米を使った「ふぉれっ米(こ)バーガー」を新展開。
さらに、季節のふぉれピクルスを使ったオリジナルドリンク「ふぉれっ酢ソーダ」や季節ごとのスープもラインナップに加える予定だ。これらの商品は、出店先で好評だったため、店頭での販売を始めた。
地域発ブランドのこだわりと実績
東松山ふぉれは、埼玉県東松山市で創業55年の造園工事会社が運営している。2022年4月に、管理栄養士からなるヘルスケア事業部を新設し、食の製造販売や健康サポート、緑育の取り組みを展開してきた。
強みは、商品企画から開発、製造、販売、宣材写真、パッケージデザインに至るまで、全て自社一貫体制で行っていること。
地元の野菜や果物の魅力を活かしながら、栄養学的な視点から「整う食」を追求。自社内で製造から販売まで一貫して行うことで、ストーリー性のある商品づくりを実現している。
また、「人材育成」にも力を入れており、代表が客員教授を務める武蔵丘短期大学の「地域貢献演習:地産地消商品開発」の授業を担当。産学官連携を通じて若手育成に取り組み、地域の魅力の再発見や活性化につなげている。
これまでの歩み
東松山ふぉれは、2021年に島野僚子氏が「SAITAMA Smile Women ピッチ2021」で審査員特別賞とオーディエンス賞を受賞、2022年に「東松山ふぉれピクルス」を商品化し、製造販売を開始した。このピクルスは、これまでに数々の賞を獲得している。
2023年には直営店をオープンし、東松山市のふるさと納税返礼品にも認定された。
2024年に「forelato」の商品化を開始し、2025年には「整うプロジェクト」の始動と店舗リニューアルを実施。9月30日には、東松山市、武蔵丘短期大学との産学官連携協定を結ぶ予定だ。
栄養と地域をつなぐ管理栄養士経営者
島野僚子氏は、女子栄養大学大学院栄養研究科を修了した栄養学修士。
15年間、病院や高齢者施設で管理栄養士として働いた後、短期大学で准教授を務め、産学官連携を推進し、多くの実績を重ねている。
2021年には、両親が創業した島野造園内にヘルスケア事業部を新設。「緑育×けんこう」をテーマに「東松山ふぉれ」を開設した。現在も短期大学の客員教授として、後進の育成と地域に根ざした活動を続けている。
「緑育」と「食育」を融合させたこの新たな取り組みに注目してみて。
■緑育けんこうステーション東松山ふぉれ
住所:埼玉県東松山市石橋606‐1
公式サイト:https://higashimatsuyama-fore.com
公式Instagram:https://www.instagram.com/higashimatsuyamafore_official
(丸本チャ子)
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