無印良品のアートディレクションをはじめ、企業のVIデザイン、展覧会のプロデュースなど国内外で幅広い活動をみせるデザイナー・原研哉さんによる初のスケッチ集『DRAW』。同書の原画展「DRAW—原研哉は描いている」が9月16日(火)〜28日(日)の期間、銀座の森岡書店にて開催される。
原画展では約60点の原画を展示
「原画展 DRAW—原研哉は描いている」では、『DRAW』の掲載スケッチの中から、約60点の原画が展示される。
同展は1枚のポスターから展覧会の構成まで、手を動かし描くことで生み出されるクリエイティブの原像を間近で眺めることができる内容だ。
原研哉さんの著作『DRAW』について
原研哉さんの著作『DRAW』4,400円(税別)の序文には、こうある。「スケッチというのは、頭の中に去来している不安定な着想を、この世界の次元に引っ張り出す営みである」と。
『DRAW』は、2024年12月24日に発売し、カルチュア・コンビニエンス・クラブが発行。美術出版社が販売。仕様はB5変型判、並製本、352⾴の原さん初のスケッチ集だ。
国内外で幅広い活動を続ける原研哉さん

Photo by Takashi Sekiguchi
原研哉さんは1958年生まれのデザイナー。日本デザインセンター代表取締役社長。武蔵野美術大学教授。世界各地を巡回し広く影響を与えた「RE-DESIGN─日常の21世紀」をはじめ、「HAPTIC─五感の覚醒」「JAPAN CAR─飽和した世界のためのデザイン」「HOUSE VISION 1-4」など既存の価値観を更新する展覧会を多数展開している。
長野オリンピックの開・閉会式プログラムや愛知万博では、日本文化に深く根ざしたデザインを実践。2002年より無印良品のアートディレクターを務め、松屋銀座、森ビル、蔦屋書店、GINZA SIX、ミキモト、ヤマト運輸、中国の小米のVIデザインなど、活動は領域を問わない。
2008年、2009年に北京・上海で大規模な個展を開催。2016年にミラノ・トリエンナーレで、アンドレア・ブランツィと「新先史時代─100の動詞」展を開催し、人類史を道具と欲望の共進化として提示した。また、外務省「JAPAN HOUSE」では総合プロデューサーを務め、日本文化を未来資源とする仕事に注力する。2019年にウェブサイト「低空飛行─High Resolution Tour」を立ち上げ、独自の視点からの日本の紹介を始め、観光分野に新次元のアプローチを試みている。
トークイベントの参加予約も受付中
9月16日(火)にはトークイベント「DRAW—原研哉は描いている」も開催される。時間は18:30開場、19:00開始、20:30終了の予定。原研哉さんと森岡書店の森岡督行さんが登壇する。参加費は、2,500円(税込)。会場は東京都中小企業会館にて事前予約制で行われる。予約はトークイベント予約ページにて受付中だ。

©Hagiwara Mutsumi
原研哉さんとともに登壇する森岡書店代表の森岡督行さんは、文筆家でもある。1974年山形県生まれ。著書に『荒野の古本屋』(小学館文庫)、『800 日間銀座一周』(文春文庫)など多数。GINZA SIX Podcast「銀座は夜の6時」ではパーソナリティーを担当している。
この機会に「原画展 DRAW—原研哉は描いている」へ出かけてみては。
■原画展 DRAW—原研哉は描いている
日程:9月16日(火)〜28日(日)
時間:13:00〜19:00
休廊日:9月22日(月)
会場:森岡書店
住所:東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル1階
トークイベント予約ページ:https://peatix.com/event/4456043/
HARA DESIGN INSTITUTE 公式Instagram:https://www.instagram.com/hara_design_institute
森岡書店 公式Instagram:https://www.instagram.com/moriokashoten
(熊田明日良)
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