日本各地のチーズをはじめ、チーズやホエイを使った料理などを楽しめる「チーズとホエイの祭典vol.3」が、11月2日(日)・3日(月)に栃木県那須町のGOOD NEWS NEIGHBORSにて開催される。
酪農が盛んな那須高原で開催される人気イベント
「チーズとホエイの祭典」の開催地である那須高原地域は、本州一の酪農地域で、新鮮な生乳からチーズ製造をするチーズ工房が数多く存在する。
「チーズとホエイの祭典」は、そんな酪農が盛んな地域である那須高原に全国各地から人気のチーズ工房や飲食店が集まり、チーズそのものはもちろん、チーズやホエイを使った料理なども楽しめるイベントだ。
今回が3度目の開催となり、昨年は2日間で約5,000人以上が来場した。チーズの美味しさやホエイの価値を感じるとともに、心温まる時間を過ごすことができる。
廃棄されるホエイを活用する取り組み
生乳からチーズになるのはわずか約10%で、残りの約90％を占めるのがホエイ。ホエイは、利用の可能性を秘めてはいるが、小さなチーズ工房では十分に活用しきれず、多くが廃棄されているのが現状だ。この課題を解決するために、那須地域ではチーズ工房と地域のお店・企業が連携し、ホエイを活用する取り組みを進めている。
イベントの会場となるGOOD NEWSでは、那須地域や北海道のホエイを活用したお菓子「ブラウンチーズブラザー」を2022年7月に発売。また、那須地域ではホエイをパンの生地に活用したり、豚の飼料にしたり、ビールに使用するなど、この取り組みは年々広がっている。
しかし、日本全国に約350あるといわれるチーズ工房の多くではホエイの活用が進んでいないため、消費者や料理人と共に那須や北海道の取り組みを広く発信し、ホエイの新しい価値を共有する場として「チーズとホエイの祭典」を開催している。
今回は、ホエイの現状を知ってもらうために、会場の入口付近で「ウェルカムホエイ」と題して飲用のホエイを配布し、来場者が直接味わう機会を作る。また、会場内で販売されるパンの原料や料理などにも活用し、料理を通じてホエイを味わってもらうことで、イベント内でもホエイの価値を創造していく。
さらに、チーズ作りの体験などを通じて実際にチーズやホエイと触れ合うことで、チーズとホエイの関係をより身近に感じることができるようになっている。
ホエイを使ったリコッタやさけるチーズ作り体験
今回も、毎年好評のホエイを使った「リコッタ作り体験」を、GOOD CHEESEのチーズクラフトマン貞光信哉さんを講師として迎えて開催する。開催時間は、両日ともに10:00～／14:00～各1時間程度。
また、今回初の取り組みとして、「さけるチーズづくり体験」も実施。チーズのなかでも比較的親しみのあるさけるチーズが実際どのように作られているのか、那須に工房を構えるチーズ職人が教えてくれる。また、作ったチーズはその場で食べられるので、出来立てチーズの美味しさも味わえる貴重な機会となっている。開催時間は、両日ともに12:00～1時間程度。
どちらの体験も、定員各10名、参加費各1,500円(税込)。参加は予約制先着順となっており、予約フォームは決まり次第公式Instagramで案内される。
チーズ工房食べ比べツアーも実施
また、チーズ工房の人たちの話を聞きながらチーズやワインを楽しむバックヤードツアーを、今年はさらに内容を充実させて開催。
案内役は、実行委員長であり、森林ノ牧場とチーズ工房那須の森を経営する山川将弘氏のほか、チーズのスペシャリストたちが務め、より多彩な視点からチーズの世界を案内する。
各工房のブースを巡りながら、工房ごとの魅力やこだわりを直接聞いて、試食を一緒に味わい、語り合う時間を楽しむことができる。こちらも予約制先着順となっており、予約フォームは決まり次第告知される。
また、イベントを一緒に盛り上げてくれるボランティアを公式Instagramにて募集しているので、興味のある人は参加してみよう。
「チーズとホエイの祭典vol.3」の詳しい情報は、公式Instagramで確認を。
■チーズとホエイの祭典Vol.3
日時：11月2日(日)・3日(月)9:00〜16:00(食事の提供は10:00〜)
会場：GOOD NEWS NEIGHBORS
住所：栃木県那須郡那須町高久乙24-1
入場：無料
駐車場：500円(GOOD NEWSアプリ登録で無料)
公式Instagram：https://www.instagram.com/cheese.and.whey_festival
(山本えり)
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