日本介護システムは、訪問美容サービスにおいて、KINDLER(キンドラー)が開発したAIフェイススキャン診断・提案システムを本格導入。今年7月からの実証運用を経て、9月15日(月)より全国の加盟店舗で順次展開を開始する。
自己肯定感や生活の質の向上に直結する“美容”
高齢化が進む日本では、美容が「外見ケア」にとどまらず、自己肯定感や生活の質(QOL)の向上に直結するものとして注目されている。訪問美容は限られた時間と環境下で行われるため、より効率的かつ納得感のあるサービス提供が求められてきた。
そこで日本介護システムは、AI技術を活用することで、美容とケアを融合した新しい付加価値の創出に取り組む。
その際に活用されるのが、美容サロン向けの次世代DXツール「AIステップ」。スマートフォンで顔写真を撮影すると、AIがわずか約5秒で顔のバランスやパーツ配置を解析し、似合う髪型や施術を自動で提案してくれる。
診断結果はレポート形式で表示され、ビフォーアフターのシミュレーションや眉・輪郭の黄金比測定も可能。高齢者から若年層まで、利用者に合わせたスタイル提案を実現し、美容師のカウンセリングをサポートする。
撮影した顔画像をAIが解析し、髪型やカラーを提案
今回導入されるAIフェイススキャン診断では、スマートフォンやタブレットで撮影した顔画像をAIが解析し、輪郭やパーツのバランスに加え、問診内容(性別・生活習慣・希望など)を組み合わせ、最適なヘアスタイルやカラーを自動提案する。
さらに、施術前に仕上がりを可視化できる「ビフォーアフター機能」や、高齢者向けに年代別のスタイル提案を行う機能も搭載されている。
9月15日(月)より全国の加盟店舗で順次導入
9月1日(月)には、加盟店向け勉強会を開催し、現場スタッフに具体的な導入イメージを提示。導入への期待や利用シーンの広がりに関する声が寄せられた。
AIフェイススキャン診断は、9月15日(月)以降、全国の加盟店舗で順次導入がスタート。今後は、介護施設や在宅ケア現場への拡張も視野に入れているといい、ヘアカタログ自動生成機能や、家族・介護職との共有機能など、現場ニーズに合わせた機能追加も計画されている。
同取り組みは、介護と美容の現場におけるDX推進とサービス品質の向上に寄与し、高齢者とその家族に新たな安心と選択肢を提供する取り組みとして注目されているそうだ。
KINDLERについて
AIフェイススキャン診断を開発したKINDLERは、法人・個人向けのAIスクール/AI研修サービスやAI SaaSソリューションの提供、ならびに美容メディアの運営を行っている企業。独自の手法を活用し、企業のDX推進や人材育成を支援している。
創業者はSONY出身で、国内外のハッカソンで20以上の受賞歴(うち6つは最優秀賞)を有し、テクノロジーとクリエイティブを融合した事業展開を進めている。
高齢者向け訪問美容に本格導入されるAIフェイススキャン診断に注目だ。
KINDLER:https://gokindler.com
(佐藤ゆり)
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