【東京都立川市】たましん美術館で、歴史資料から多摩を学び絵画作品から多摩を感じる展覧会を開催!

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望月一雄氏『落書き(姉と弟)』1983年 たましん美術館蔵

たましん地域文化財団は、たましん美術館にて、「『多摩のあゆみ』創刊50周年記念展 多摩の空はつながっているか」を、10月11日(土)~12月21日(日)の期間開催する。

展覧会で多摩地域の文化のつながりを探訪

1975年の創刊以来、季刊誌『多摩のあゆみ』は多岐にわたるテーマに焦点を当て、多摩地域を拠点とするネットワークを生かし、様々な研究者、教育者等、地域住民を幅広く巻き込みながら発行してきた。

安西啓明氏『立川市変貌』1953年 たましん美術館蔵

「『多摩のあゆみ』創刊50周年記念展 多摩の空はつながっているか」は、この創刊50周年を記念して、たましんコレクションの美術作品だけでなく、

印刷/井口印刷『武蔵野鉄道沿線名所案内』たましん地域文化財団歴史資料室蔵

たましん地域文化財団の歴史資料室が所蔵する図書、地図、チラシ、絵葉書などの資料を用いて、多摩地域の多様で豊かな文化、生活、自然の姿を振り返り、地域への思いを共有しようという試みだ。

膨大な数の資料が収集されてきた背景には、『多摩のあゆみ』の発行に伴った、分野や市区町村をまたぐ交流があった。ひとつの季刊誌を通して、多摩地域に対する思いを、いわば「ひとつの空」のように共有する瞬間がイメージできるとするならば…。

同展では、たましんコレクションの美術作品とともに歴史資料も展示することで、それぞれの制作背景や主題に着目しつつ、多摩地域の過去から現在に至る姿を脳内で追体験し、多摩の空のつながりに思いをはせる展覧会だ。

多摩地域への人々の思いが詰まった展覧会

『多摩のあゆみ』創刊号表紙

『多摩のあゆみ』とは、知る人ぞ知る無料配布の季刊誌。50年にわたり、歴史、自然、文学等多岐にわたるテーマを取り上げ、多摩地域を横断しながら読み解いてきた。「『多摩のあゆみ』創刊50周年記念展 多摩の空はつながっているか」は、その中で醸成された、多摩地域に対する人々の思いが詰まった展覧会となっている。

初公開のものを含む歴史資料を紹介

たましん歴史・美術館の歴史資料室(国立市)では閲覧に供していた歴史資料だが、2024年11月の休室後、市民の人々が実物に触れる機会を作ることができなくなっていた。

中島陟資料 国立の大学町鳥観図 たましん地域文化財団歴史資料室蔵

同展では美術作品とともに、日本都市計画学会石川賞受賞の書籍にもなった中島陟資料をはじめ、展示されることがなかった歴史資料も紹介される。

歴史資料と美術作品を同時に味わう

萩原実氏『武蔵の風景』1970年 たましん美術館蔵

多摩地域という枠組みのもと、市町村をまたぎ、多岐にわたる分野を視野に入れてきたたましん美術館ならではの発見ができる。同展では歴史資料が背景を語り、美術作品からイメージが伝わるように、それぞれの担当が解説文を作成し、魅力を伝える。

3つの章から地域の特徴を感じる

高尾登山鉄道『多摩陵と高尾山へ』たましん地域文化財団歴史資料室蔵

同展では、第1章「母なる多摩川」、第2章「武蔵野/多摩」、第3章「多摩のエポックをたどる」という3つの章をめぐりながら、地域の特徴を感じることができ、調べ学習などにも応用できる。

展覧会概要


たましん美術館の開館時間は10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)。休館日は月曜日、祝休日の場合は翌平日が休館となる。

入館料は500円、高・大生300円、中学生以下は無料。また、障がい者手帳(障害者手帳アプリ「ミライロID」利用可能)を持つ人および付き添いの人(1人につき1人まで)、たましんPlus会員(旧シニア・スクエア会員)本人とその同伴者1人は無料となる。

ギャラリートークやシンポジウムなどの関連企画を開催

関連企画として、学芸員とともに、歴史資料室の担当者が資料の魅力や同誌の編集の裏話を語る「ギャラリートーク」が実施される。日時は10月11日(土)・25日(土)、11月22日(土)の14:30~15:00、参加費と申し込みは不要で、入場券のみで参加できる。

また、『多摩のあゆみ』創刊50周年記念シンポジウム「多摩のアーカイブを見つめて」が、me:rise立川9階にて、12月13日(土)の14:00~16:30に開催される。参加費は無料で、定員は先着80人、申し込みは不要となっている。

季刊誌『多摩のあゆみ』刊行に伴い半世紀にわたって蓄積されてきた多様な資料から、作品の背景にある多摩の地域文化のつながりを探る展覧会「『多摩のあゆみ』創刊50周年記念展 多摩の空はつながっているか」に訪れてみては。

■たましん美術館
所在地:東京都立川市緑町3-4 多摩信用金庫1階
HP:https://www.tamashinmuseum.org

(yukari)

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