京都に現存する最後の京瓦工房・浅田製瓦工場は、1400年の歴史を誇る京瓦の伝統と未来をつなぐ発信拠点として、9月25日(木)、工房併設の「ギャラリー京瓦」をグランドオープンする。館内では工房見学や商品の購入も可能だ。
京瓦の魅力を国内外へ発信
今回のプロジェクトは、20代で多店舗経営を成功させたデジタルネイティブ世代の経営者・中島竜臣氏、
陶芸家の若山義浩氏と連携し、京瓦の魅力を国内外へ発信する新たな取り組み。伝統を未来へとつなぐために異業種で活躍する若手との共創を軸に進められており、京瓦を新しい視点から発信する挑戦に取り組むという。
そして、伝統産業の課題である後継者不足や需要縮小に対し、デジタルネイティブ世代ならではの感性を掛け合わせることで、より一層の京都の発展を目指すとしている。
見学を通じて職人の製造風景を間近で体感しよう
京瓦は約1400年の歴史を持ち、京都の町並みや文化を支えてきた伝統工芸。浅田製瓦工場は明治44年の創業以来、三代にわたり京の街並みを守り続け、南禅寺や東福寺などの寺社仏閣の瓦も手掛けてきた。
2024年にはM&Aを経て新たな体制となり、伝統産業の発展と継承を目指すプロジェクトが始動した。現在では京都に残る唯一の京瓦工房として、伝統を守りながら新たな挑戦を続けている。
その一環としてこの度開設される「ギャラリー京瓦」では、魔除けとして親しまれる「鍾馗(しょうき)」や京瓦を使った食器・インテリア製品、今年開催の大阪万博、関西パビリオンでも使用された「着物六角タイル」などを展示・販売する。工房見学を通じて職人の製造風景を間近で体感できるほか、京瓦の美しさや可能性を日常生活に取り入れる機会を提供する。
来場特典を用意
また今回、来場特典を用意。来場した人にコインが渡され「京瓦の箸置き」または「家紋キーホルダー」が必ずもらえるガチャガチャを楽しむことができる。
「ギャラリー京瓦」は入場無料。「京阪丹波橋駅北改札口」より丹波橋通を西(左手)にまっすぐ約1.4km、徒歩約20分。「ファインコート京都丹波橋」内を右折し突き当たりが工房だ。
この機会に、新たにオープンする「ギャラリー京瓦」に足を運んでみて。そして、1400年の伝統を受け継ぎながら、革新を重ねて未来へとつなぐ京瓦、最後の工房が挑む新たな発信拠点を現地で体感してみよう。
■ギャラリー京瓦
住所:京都府京都市伏見区舞台町5番地
営業時間:10時〜17時
定休日:土曜日・日曜日
京瓦工房・浅田製瓦工場 詳細:https://www.kyogawara.com
(ソルトピーチ)
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