love.futbol JapanとFC東京が協働!試合観戦が難しい子どもと家族をJリーグ観戦に招待

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経済的な貧困や社会格差によるスポーツの機会格差の解消に取組むlove.futbol Japanは、FC東京と協働。サッカーの試合観戦の機会をなかなか得られない子どもたちと家族を、9月23日(火)に開催される明治安田生命J1リーグ「FC東京vsアビスパ福岡」に招待する。

FC東京とlove.futbol Japanは、4年連続で子どもたちと家族を招待している。

サッカーで子どもの環境を変えるlove.futbol Japan

love.futbol Japanは、日本とアジアで、経済的な貧困や社会格差によって安全にサッカーをしたくてもできない子どもたちの「環境」を変える活動に取り組む認定NPO法人だ。

地域課題の解消と子どもたちが誰でも遊べる居場所を共創する「コミュニティ型のスポーツグラウンドづくり」や、日本で「子どもサッカー新学期応援事業」の運営を実施。

また、サッカー選手たちが年俸の1%を寄付して子どもたちを支援するプラットフォーム「1% FOOTBALL CLUB」の運営もおこなっている。

「子どもサッカー新学期応援」の内容と成果

同法人は日本で2021年より、経済的な貧困や社会格差を理由にサッカーをしたくても諦め、サッカーを続けることが困難な子どもたちを応援する活動「子どもサッカー新学期応援」を行っている。

同活動は、アトランタ・ユナイテッドFCの富樫敬真選手、レノファ山口FCの岡庭愁人選手、川崎フロンターレの小林悠選手などサッカー選手25名とともに取り組んでいる。

奨励金5万円の給付、用具寄贈、精神的なサポートとして心の繋がりを育てるサッカー選手との交流を提供し、これまで5年間で2,400万円以上の奨励金を給付。44都道府県の子どもたち2,100人以上に支援を届けてきた。

今年もFC東京が取り組む社会活動「No Planet, No Tokyo」の一環として声をかけてもらい、love.futbol Japanが応援する子どもたちを対象に、味の素スタジアムで行われるホームゲーム戦に招待することになった。

東京都の家族を対象に案内し、当日は15世帯39人(うち子ども24人)が参加する予定だ。参加者は、家族で一緒にJリーグ観戦できることをとても楽しみにしているという。

貧困などによるサッカーの機会格差の現状と課題

love.futbol Japanに支援を求める子どもの人数は、毎年100人規模で拡大している。ここ数年は物価高の影響があり、規模はこの4年間で5倍に増加し、今年は1ヶ月間で520人を超えた。

受益世帯のうち60%が世帯年収が200万円以下、33%の世帯が子どもがサッカーをするために借入をしたことがあると回答するなど深刻な状況が確認されている。

さらには、約40%の子どもが家計を心配してサッカーを辞めると家族に伝えた経験があり、子ども自身が頼れる環境、相談環境もまた必要とされている。

一般的に、スポーツは贅沢や趣味として見られやすいため、子どもの機会格差問題においてスポーツの支援は、教育や食等の生活インフラの支援に比べて優先度が下がる傾向にある。

そのため、当事者は困っていても声を上げづらい状況が続いており、社会のなかで子どもに対するスポーツ機会の「理解」を高める必要性がある。

支援を求める規模は拡大しさまざまな課題が顕在化する一方で、日本サッカー界に支援体制は十分に整っていない。子どもたちを支える環境づくりに向けた仲間と仕組みづくりが今まさに必要とされている。

子どもたちに夢を与えるlove.futbol JapanとFC東京の活動に注目しよう。

昨年(2024年)のJリーグ観戦の様子:https://www.lovefutbol-japan.org/posts/55833357

No Planet, No Tokyo公式サイト:https://www.fctokyo.co.jp/2025NPNT

love.futbol Japan公式サイト:https://www.lovefutbol-japan.org

(佐藤 ひより)

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