ブックダムは、西岡津世志氏の書籍『夢2.0 〜夢を再定義する〜』1650円(税込)を、9月22日(月)に発刊した。発売前にすでに重版が決定したという。
同書は「ラーメンを食べたいがもう夢なんだ」など、夢にポジティブな感情をもてないすべての日本人に伝えたい、ハーバード生が学んだ夢の哲学「夢2.0」の世界へといざなう一冊だ。
アメリカで活躍、ラーメンを通じた活動
同書の4つのポイントは、「ハーバード・ビジネス・スクールで研究された日本発の理論という学術的権威性」、「『何もしたくない』も夢というユニークな視点」、「推し活を夢として肯定する現代的な価値観」、「実際の店舗経営で実証された理論という実践的説得力」だ。
著者の西岡津世志氏は、高校卒業後、東京でお笑い芸人になり、その後、有名ラーメン店で修行。新店舗立ち上げ店長となった。
2006年10月、京都一乗寺に『ラーメン荘 夢を語れ』創業。京都、大阪、東京、兵庫に支店を展開してきた。
そして全店舗売却後、2012年アメリカ、ボストンに家族とともに移住。現地ではハーバード生、MIT生といった世界を背負って立つ若者に支持される店へと成長させた。
ボストン誌「ボストン・グローブ」にて、「彼の事業は飲食店にあらず、DREAM FACTORY」といわれ特集を組まれた経歴をもつ。ハーバード・ビジネススクール教授に、日本のリーダートップ10の評価を得たとのこと。
同氏は、『ラーメンを食べた後に夢を語れる』をコンセプトに、全世界に夢を語れる場を作る活動をしている。2018年より日本に戻り、日本国内の47都道府県に夢を語れる場を作るため仲間を育成中。孫弟子までのグループ店は、9月時点で100店舗近くにのぼる。
日本人は夢を語ることを避ける
西岡津世志氏は、アメリカ・ボストンで「夢を語れ」というラーメン店を経営した際に「店内で夢を語ってもらうサービス」を提供したところ、7~8割の外国人客が積極的に夢を語る一方で、日本人客の“ほとんどが夢を語ることを避ける”という現象を目の当たりにしたそう。
同氏はこの体験を通じて、日本人の夢に対するネガティブな感情の原因を分析していく。
「夢2.0」を定義
私たちは、「夢=将来就きたい理想の職業」と捉えがちではないだろうか。
同書では、この旧態依然とした夢の定義を「夢 1.0」と呼び、「今日ラーメンが食べたい」「新しくできたあのお店に行ってみたい」といった「心がワクワクするものすべて」を「夢2.0」と定義している。
例えば、「今日食べたいもの」のような些細なことも夢になる。
「○○がしたい」を階段式に積み重ねることで、最終的には大きな夢の実現につながるという「夢実現理論」を同書で伝えている。
同氏が伝えている「夢2.0」の定義は、「心がワクワクするものすべて」。
サッカー選手になりたい、社長になりたい、ユーチューバーになりたい、ももちろん夢。さらに、カレーが食べたい、ラーメンが食べたいなども立派な夢だ。
夢のステップという図があり、重要なのはこの「今日カレーが食べたい!」の部分だ。だからこそ、心の声を大切にしてほしいのだという。
西岡津世志氏は、同書を通して誰もが夢を抱き、夢を追いかけられる社会を実現させたいと考えており、特に子どもや若い人たちが当たり前に夢を語る、そんな世の中が広がることを願っている。
同書の目次
同書の目次を紹介しよう。「はじめに 〜やりたいことはすべて夢〜」「序章 夢にポジティブな感情を持てない皆様へ」「1章 夢2.0 ラーメンを食べたいがもう夢なんだ」「2章 私たちは何のために生きるのか?」。
「3章 夢2.0 最短距離でいくことが重要ではない」「終章 アクションだけが人生だ」「おわりに 〜夢をもっとカジュアルに〜」だ。
夢を語ることは、いつしかどこか気恥ずかしいものと感じるようになってはいないだろうか。
同書は、夢がもつ力や可能性に改めて気づく一冊となるかもしれない。
『夢2.0 〜夢を再定義する〜』詳細:https://bookdam.co.jp/works/16
(鈴木 京)
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