なら国際映画祭は、10代のユース世代が中心となって創り上げる映画祭「なら国際映画祭 for YOUTH 2025」を、9月21日(日)~23日(火・祝)の期間、奈良公園バスターミナルレクチャーホールで開催した。
同映画祭はユース世代が主体となって「創る」「観る」「運営する」3つのプログラムに挑戦したほか、日本初上映を含むベルリン国際映画祭推薦作や、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア受賞作などを上映。
また、今年度はユース制作映画『縁 en』、NARAtive Jr. 作品『やまのべradio』を大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「Dialogue Theater いのちのあかし」にて特別上映し、多くの来場者の関心を集めた。
2026年は9月19日(土)~23日(水・祝)の開催を予定しているという。
映画の魅力を伝える数々のプロジェクトを実施
なら国際映画祭は、奈良の平城遷都1300年目となる2010年、映画作家の河瀬直美氏をエグゼクティブディレクターに迎えスタートした。
2年に1回開催される映画祭の企画運営のほか、未来の映画人を育成するために毎年開催する「なら国際映画祭for YOUTH」、国内外の若手監督と奈良を舞台とした映画を企画・製作する「NARAtive」など、映画の魅力を伝える数々のプロジェクトを実施している。
「なら国際映画祭 for YOUTH」について
未来の映画人・表現者の育成を目的にした「なら国際映画祭 for YOUTH」は、2018年のユース審査員プロジェクトを皮切りに、2021年からスタート。現在は10代のユース世代が映画制作・審査・運営のすべてに携わり、「ユース映画制作ワークショップ」「ユース映画審査員」「ユースシネマインターン」の3つの柱で毎年実施している。
『やまのべradio』を上映
映画祭初日はショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)受賞作から『いないいないばあ!』『塀の中で』『いきがい』『ヴァーリャの冒険』『破れたパンティーストッキング』の5作品、ベルリン国際映画祭「ジェネレーション部門」より『ヴィレッジ・ ロックスターズ 2』の上映を行った。
そして、18歳から24歳までの若者を対象に短編映画の監督を募集、選出、制作するプロジェクト「NARAtive Jr.(ナラティブジュニア)」3作品目となる短編映画『やまのべradio』をワールドプレミア上映。
オープニングセレモニーと舞台あいさつには出演者に続き、なら国際映画祭のアンバサダーに新たに就任したハイヒール・リンゴ氏、SSFF & ASIA代表/なら国際映画祭アンバサダーの別所哲也氏、SSFF & ASIAフェスティバル・ディレクターの武笠祥子氏も駆けつけた。
大阪・関西万博で上映
また、大阪・関西万博での上映も実施された。
なら国際映画祭のユース映画制作プロジェクトは 「子どもを子ども扱いしない」という理念のもと、脚本・撮影・演出・編集までをユースのみで行うプログラムだ。
今年の夏に制作した短編映画『縁 en』と、
『やまのべradio』を9月22日(月)、大阪・関西万博シグネチャーパビリオンDialogue Theater いのちのあかしにて上映。舞台挨拶を行った。
そして、映画祭最終日には、ユース映画審査員による審査のもと「クリスタルSHIKA賞」を発表。
ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門推薦作『海辺へ行く道』およびショートショート フィルムフェスティバル & アジア受賞作からは『破れたパンティーストッキング』が選出された。
審査に参加したユースたちは「自分たちの言葉で映画の魅力を語り合い、互いの意見をぶつけあい、尊重する経験ができた」と振り返っており、映画祭の理念である「ユースの主体性と創造性を育む場」を体現するセレモニーとなったという。
ふるさと納税による寄附受付を実施
2026年度の「なら国際映画祭」は9月19日(土)~23日(水・祝)の期間、奈良市内にて開催予定。詳細は2026年春に発表、ユースのプロジェクトの募集も同時期を予定している。
なら国際映画祭は、市民や企業の人々の支援により成り立っており、2026年度の開催に向けて「奈良市/ふるさとチョイス等の受付ページURL」を通じて、ふるさと納税による寄附受付を開始した。詳しい情報は、下記のなら国際映画祭のふるさと納税詳細ページから確認を。
この機会に、「なら国際映画祭」や「なら国際映画祭 for Youth」についてチェックしてみては。
なら国際映画祭のふるさと納税詳細ページ:https://nara-iff.jp/join/join-05
なら国際映画祭 公式HP:https://nara-iff.jp
(ソルトピーチ)
The post 【奈良県奈良市・大阪府大阪市】ユース世代が映画制作・審査・運営に携わる「なら国際映画祭 for Youth 2025」閉幕 first appeared on ストレートプレス:STRAIGHT PRESS - 流行情報&トレンドニュースサイト.