
掲載紙面:ForbesJAPAN誌より許可を得て撮影
創業以来600年、種麹(麹菌)を製造・販売する糀屋三左衛門は、グローバルビジネス誌『Forbes JAPAN』2025年11月号において、糀屋三左衛門29代当主の村井三左衛門氏が「食の未来を輝かせる25人」に選出されたことを発表した。
今回の選出では、発酵文化を産業として再定義し、あらゆる分野で麹の活用を拡大する取り組みが紹介された。同社はこれからも、創業以来600年受け継いできた麹菌に関する技術と現代のテクノロジーを融合した新たな麹の市場価値創出の試みを続けていく考えだ。
「食の未来を輝かせる25人」について
まずは、「食の未来を輝かせる25人」について紹介しよう。
「食の未来を輝かせる25人」では、「食を通して、いのちを考える」を掲げる大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「EARTH MART」と「Forbes JAPAN」が連動し、生産者、料理人、起業家から研究者まで、食の未来を輝かせる25人を選出。食の文化を守る人や、テクノロジーで変革する人など、豊かな未来を支えるプレーヤーの共創を目的としている。
麹文化の発信と次世代への継承活動を積極的に実施
今回、「食の未来を輝かせる25人」に選出された村井三左衛門氏は、糀屋三左衛門29代当主で、ビオック代表取締役社長。
1979年、愛知県豊橋市生まれ。2002年、慶應義塾大学経済学部卒業。2004年、慶應義塾大学環境情報学部卒業。2006年、アメリカ国際経営大学院卒業、国際経営学修士(MBA)取得。
家業であり、室町時代の創業以来種麹をつくってきた糀屋三左衛門、ビオックに入社。2016年に家業を継ぎ29代当主となる。2022年、京都芸術大学大学院学際デザイン研究領域修了(芸術学修士)、2023年より日本醸造協会理事。著書に『ビジネスエリートが知っている教養としての発酵』(あさ出版)がある。
近年の活動としては、麹に関する知識を教養として位置づける「麹検定」や、国内外で開催実績のある麹イベント「KOJI THE KITCHEN」など麹文化の発信と次世代への継承活動を積極的に行う。また、今年は麹を学問として捉える「Kojinomy」を提唱し、麹文化を多様な分野と結びつけた新たな可能性を模索している。
村井三左衛門氏は、「この度、『食の未来を輝かせる25人』に選出いただき、身に余る光栄と存じています。私自身が選ばれたというよりも、日本の発酵が食の未来を輝かせる領域であり、技術であり、文化として、大きな期待が寄せられているのだと感じます。これからも、日本の発酵業界の一端を担う立場として、発酵、ひいては食の未来に対し責任を果たしていく所存です」とコメントしている。
室町時代創業の種麹メーカー
愛知県豊橋市に本社を置く糀屋三左衛門は、室町時代創業の種麹メーカー。創業以来、麹づくりのもととなる種麹(麹菌)を全国3,000社以上、40カ国以上の醸造を中心とするメーカーに供給している。
日本独自の「麹文化」を後世に継承していくためのデザイン経営を取り入れ、2021年に立ち上げた新規事業「KOJI THE KITCHEN」プロジェクトでは、麹を学び、美味しさを味わうためのイベントを随時開催している。種麹製品の他、甘酒ブランドoriseや麹などD2C製品の製造・販売を行う。
この機会に、「食の未来を輝かせる25人」に選出された糀屋三左衛門29代当主の村井三左衛門氏の取り組みや、糀屋三左衛門についてチェックしてみては。
糀屋三左衛門 公式HP:https://kojiyasanzaemon.store
(ソルトピーチ)
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