【広島県東広島市】リニューアル中の「東広島リサイクルセンター」の古紙ヤード完成!

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古紙ヤード建屋

総合リサイクル・建材加工販売を展開する広島県呉市のこっこーは、同県東広島市にある「東広島リサイクルセンター」を2026年秋に完全リニューアルする。先行して古紙ヤードが完成し、11月10日(月)より新古紙ヤードでの古紙の荷受を開始する。

設置50年による老朽化で施設のリニューアルを実施


こっこーは「かぎりあるものを、かぎりなく」という企業理念のもと、環境に配慮した事業を推進してきた。同社の主要リサイクル拠点である呉・黒瀬・東広島の中で、最も古かった「東広島リサイクルセンター」は、設置から約50年が経ち、老朽化が進んでいたため、大規模なリニューアルを決定した。

従前の鉄ヤード・古紙ヤードに加え、廃棄物ヤードを新設。さらに、中四国地方で初となる鉄・非鉄スクラップ、廃プラスチック、木くずなどが混ざったスクラップ問屋特有の混合廃棄物(ギロチンダスト)を選別できる「破砕・選別処理設備(移動式破砕機・選別設備1式)」を導入する。

古紙ヤードの建屋が完成し、11月10日(月)より古紙の荷受を開始。また、がれき類、鉱さい、紙くず、繊維くずなどを扱う廃棄物ヤードは、2026年秋の完成を予定する。

リニューアルの担当者は「埋立処分量を減らすことができる施設になり、使用する電気もほぼ再生可能エネルギーを活用できるので、社会貢献につながる施設」と話している。

サーキュラーエコノミーを実現

ギロチンダスト

これまでギロチンダストの多くが、処理困難物として扱われていた。新たに導入する移動式破砕機・選別設備の導入により、細かく選別処理することが可能に。有価物やリサイクル可能な資源を回収し、循環させていくサーキュラーエコノミーの実現を目指す。さらに、埋立処分量を減らせるのも利点だ。

また今までなかったがれき類、鉱さい、紙くず、繊維くずなどの許可も取得。移動式破砕機・選別設備は、ギロチンダストの破砕・選別に特化させた設備仕様となっているが、これに加えて幅広い廃棄物に対応できる。建設系混合廃棄物の選別も可能になる。

2026年秋を予定しているリニューアル工事の完成により、鉄・非鉄スクラップ、古紙の取り扱いに加え、多種多様な廃棄物の処理が可能になる予定だ。

施設の電力は「太陽光パネル」や再生エネルギーを活用

太陽光パネル

工場には、太陽光パネルも設置する。自社で発電した電力を利用するほか、不足分を中国電力の「CO2フリー電力」で補う。これは、再生可能エネルギーによって生まれた電力になる。

これにより、事業活動で使用する電力の92.2%(2024年実績比)が再生可能エネルギー由来に。安定した再エネ電力の確保と、地球環境に配慮した事業運営を実現する見込みだ。

新たなリサイクルセンターの完成で持続可能な社会の実現を目指す、こっこーの今後の動向に注目だ。

■東広島リサイクルセンター
住所:広島県東広島市西条吉行東2丁目2番4号
こっこーHP:
https://www.cocco-at.jp

(淺野 陽介)

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