
福島県南相馬市で酒蔵「haccoba -Craft Sake Brewery-(ハッコウバ クラフトサケブルワリー)」を営むhaccobaは、自社のお酒をつかったお酢「haccobaのお酢」を発売した。
天然醸造純米酢「心の酢」を製造する戸塚醸造店の協力のもと誕生した一品だ。
ジャンルを超えた酒づくりを追求
2021年2月に原発事故の避難で一時人口がゼロになった福島県の小高区に醸造所を構え、事業を通して自律的な地域文化と自由な酒づくりの文化を取り戻すことを目指しているhaccoba。2023年7月から、隣町の浪江でも醸造所を営んでいる。
かつて日本には各家庭で多様な原料をつかった酒づくり「どぶろく」を楽しんでいた時代があった。ところが、明治時代に酒づくりが免許制となり、自由な酒づくりが難しくなってしまった。
haccobaは、かつての日本での自由な酒づくりこそが発酵文化の源流であると捉え、ジャンルを超えた酒づくりを追求。未利用資源の「粕」を使用したり、福島県の山の在来素材(ハーブ)をお米と発酵させたり、ワインの搾りかすを利用したりと、実験的に取り組んでいる。
お酒をつかったお酢づくりに挑戦
今回の新商品「haccobaのお酢」では、調味料というお酒以外のジャンルに初挑戦。オンライン酒屋「つけたろう酒店」店主のつけたろうさんの紹介で、山梨県の戸塚醸造店とタッグを組んだ。
戸塚醸造店では、“静置発酵法”と呼ばれる昔ながらの製法で手間と時間をじっくりかけたお酢づくりを行っている。同店の「心の酢」は、食品添加物を使ったり、人工的に発酵を早めたりすることは一切せず、“自然な味”、“自然な香り”にこだわった天然醸造純米酢。

こうした丁寧なものづくりを行う戸塚醸造店にて、特別に醸造された「haccobaのお酢」は、米酢の酸味の中にも、フルーティーな余韻を感じる味わい。どことなく洋な雰囲気が漂うので、サラダやマリネ、カルパッチョなどにもおすすめ。
内容量は500mlで、価格は1,296円(税込)。「haccoba オンラインストア」、「haccoba 小高駅舎醸造所&PUBLIC MARKET」、haccoba商品取扱店で購入できる。売り切れ次第、販売終了となるため気になるなら早めにチェックを。
クラフトサケならではの、素材の風味が感じられる「haccobaのお酢」を試してみては。
haccoba オンラインストア:https://haccoba.com
(R.I.)
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