【埼玉県さいたま市】さいたま文化発信プロジェクト「空想するさいたま」でVRゲーム作品を体験!

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アーツカウンシルさいたまでは、さいたま市の文化資源をテーマにデジタル作品を制作し、さいたま市の魅力を市内外に発信するさいたま文化発信プロジェクト「空想するさいたま」“夢をみる、さいたま、仮に”を実施している。

2025年度は、盆栽、鉄道、人形をはじめとしたさいたま文化がモチーフのVRゲーム作品の展示を行う。

同作品では、作家の徐秋成氏が、「生活都市・ベッドタウンにおいて最も重要なのは睡眠であり、人間が睡眠のなかで夢を見ている時が一番自由を感じられる」と捉え、日常からかけ離れた大胆かつ不思議な世界をVR映像で表現した。

さいたま市の魅力を新発見する「空想するさいたま」


「空想するさいたま」では、2023年度に東京藝術大学キュレーション教育研究センターと共同で、さいたま市の文化資源である「盆栽・漫画・人形・鉄道」から着想したデジタル作品プラン・キュレーションプランの公募を実施。

入選したプランについて、アーツカウンシルさいたまが伴走支援しながら作品を制作するプロジェクトだ。実現した作品は市内外に発信することで、さいたま市の新たな魅力を開拓する。

今回開催する展示会の対象は7歳以上(13歳未満は保護者の同伴・同意が必要)で、一度につき2名まで体験可。体験時間は15分程度。費用は無料で、申込不要・当日先着順。

混雑状況によって整理券を配布する場合や、終了時間前に受付を終了する場合がある。さいたま市大宮盆栽美術館の観覧は、別途観覧料が必要だ。

さいたま市と盆栽


JR宇都宮線 土呂駅や東武アーバンパークライン(野田線)大宮公園駅から歩ける地域に、「大宮盆栽村」という地域がある。かつて、関東大震災(1923年)で大きな被害を受けた盆栽業者が、壊滅した東京から離れ、盆栽育成に適した土壌を求めてこの地へ移り住んだ。

1925年には彼らの自治共同体として大宮盆栽村が生まれ、最盛期の1935年頃には約30の盆栽園があった。大宮盆栽村は、いまも名品盆栽の聖地として知られ、日本だけでなく世界から多くの愛好家が訪れている。そして2025年、大宮盆栽村は開村100周年を迎える。

作家は映像・ゲーム制作で活躍する徐秋成氏


作家の徐秋成(ジョ チウチェン/Xu Qiu Cheng)氏は1993年中国河南省生まれ。多摩美術大学メディア芸術コースを卒業、東京藝術大学大学院先端芸術表現科を修了。

主にゲームエンジンを使って映像やゲームを制作し、死後の世界や夢、記憶、ポストメモリーをゲームと演劇の手法で表現している。

2023アジアデジタルアート大賞FUKUOKA 動画部門大賞、文部科学大臣賞。2023年東京藝大アートフェス佳作、2025年第3回BUG Art Awardファイナリストなどの実績を持つ。

展示実績は、日暮里脱衣所、東京渋谷Parco GalleryX、福岡市美術館、第3回BUG Art Awardファイナリストなど。「宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓」(チェルフィッチュ)の舞台出演実績もある。

会場のさいたま市大宮盆栽美術館について


アーツカウンシルさいたまでは、あらゆる人に文化芸術を創造・享受する機会を提供し、心豊かに生活できるまちを創出することを目指している。

暮らしの中で文化芸術と触れ合う機会の増加や、文化芸術の新たな創造環境の創出、文化芸術を通じて将来のさいたま市を考えることに取り組んでいる。


また会場のさいたま市大宮盆栽美術館は、名高い大宮の盆栽村に近接し、世界初の公立の盆栽美術館として2010年に開館。

盆栽の名品、優品をはじめ、盆栽用の植木鉢である盆器や、一般には水石と呼ばれる鑑賞石、盆栽が画面に登場する浮世絵などの絵画作品、盆栽に関わる各種の歴史・民俗資料等を系統的に収集、公開している。

さいたま文化発信プロジェクト「空想するさいたま」“夢をみる、さいたま、仮に”で、さいたま市の文化に触れよう。

■さいたま文化発信プロジェクト「空想するさいたま」“夢をみる、さいたま、仮に”
会期:11月21日(金)~12月3日(水)11:00~15:30(11月27日(木)の休館日を除く)
会場:さいたま市大宮盆栽美術館 ロビー
住所:埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3
公式Facebook:https://www.facebook.com/imaginarySaitama

(佐藤 ひより)

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