
「あるところに」が本社を構える金沢市東山の「ひがし茶屋街」
石川県金沢市に本社を置く「あるところに」は、江戸時代の茶屋文化を今に残す金沢・ひがし茶屋街で、築160年の町家を改装した宿「古都とき」を2023年より運営。
今年春には、地酒や工芸品をカジュアルに楽しめる空間として「cafe & sake bar toaru」をオープンした。
日本文化を探究することができる場づくりを展開

「あるところに」では、2023年より日本文化・歴史への深い関心を持つ人々を、「古都とき」の丁寧なおもてなしで迎えてきたという。

宿泊者の約9割が海外からの利用者であることから、これまで多くの外国人と言葉を交わし、彼らが感じる日本の魅力や嗜好、体験ニーズなどを詳しく知ることができたそう。
そして、新たな挑戦として、今年春に地酒と郷土料理を提供する酒場「cafe & sake bar toaru」をオープン。地域と訪問客の交流をより豊かにし、体験と対話で日本文化を探究することができる場づくりを展開している。

「cafe & sake bar toaru」のメニューには、ひがし茶屋街で購入できる食材を利用しているという。
まるで時間旅行をするような没入感を提供
宿「古都とき」では、利用者がチェックイン時に町家の歴史や暮らしの物語を丁寧に説明することで、建物が歩んできた時間を感じてもらう。

客室には江戸時代を想起させる小物等を配置し、セルフ方式の茶道体験も可能。室内は当時の雰囲気を残した設えとなっており、まるで時間旅行をするような没入感を提供している。

「cafe & sake bar toaru」のInstagramより引用
また、宿から徒歩約2分の場所に位置する「cafe & sake bar toaru」では、地域の地酒と食材を通じて、“金沢の文化が現代にどう息づいているか”を、地元の人々と交流することで感じることができる。
会社名に込められた企業理念を紹介
会社名「あるところに」に込められた企業理念について紹介しよう。
「むかしむかしあるところに」という言葉は、数多くの日本人にとって“物語の始まり”を予感させる言葉ではないだろうか。
同社は、日本のあちこちに眠る資源・文化・歴史の魅力を丁寧に磨き、語り継ぎたいと考えているそう。
社名「あるところに」には、「日本全国の地域が、それぞれの魅力ある物語を宿している」という想いとともに、「ART COLONY(技あり集団)」というコンセプトも込められているという。会社メンバーの一人ひとりが才能や技を開花させ、創造への探究を続けていく集団という意味を併せ持たせているそうだ。
マーケティング・映像制作などの実績を持つ河野千帆里氏、地方を基盤にITコンサルティングや官民学連携の実績を持つ國村周平氏、国内旅行業務取扱管理者の東山翔磨氏などのメンバーを中心に東京都・石川県を拠点に活動。
事業は、宿泊業や飲食業をはじめ、職人様とコラボした商品開発、観光ツアー企画支援、コンサルティングまで幅広く展開している。

ひがし茶屋街近くを流れる浅野川
同社は、日本を理解するためには世界に目を向け、相互の文化や暮らしの違いを知ることが重要と捉えているという。その上で、地域の物語を紡ぎ続けることを使命としているそうだ。
金沢以外の地域でも、観光コンテンツ造成・地方創生プロジェクトを展開し始めているとのこと。
また、現在、同社では日本でゲストハウスを始めたい人のための相談・コンサルティング業務を開始。これまで宿泊業、飲食業を営みながら得た日本文化を体感してもらうノウハウを新規事業者に共有することにより、国内外の人々に日本をより深く知ってもらい、地方の持つ魅力を発信する契機となればよいと考えているという。
この機会に、「古都とき」や「cafe & sake bar toaru」はもちろん、「あるところに」の取り組みについてチェックしてみては。
■古都とき
住所:石川県金沢市東山1-13-4 2F
公式HP:https://www.kanazawa-kototoki.com
■cafe & sake bar toaru
住所:石川県金沢市東山1-10-14
Instagram:https://www.instagram.com/toaru_______/#
あるところに 公式HP:https://www.arutokoroni-japan.com
(ソルトピーチ)
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