ateは、2月3日(月)、東京・恵比寿に「恵比寿みそ汁(仮)」をオープンした。
きっかけは店主の野菜不足から
「恵比寿みそ汁(仮)」をオープンするきっかけとなったのは、ateの代表・片平吉昭氏が、健康診断の結果から「野菜、海藻類、キノコ類、イモ類、タンパク質などバランス良く食事をするように」と指導を受けたことだったそう。
それからは、外食時も栄養バランスを意識するようになったが、揚げ物、麺類、丼ものなどのお店が多く、野菜を十分にとれるようなお店が少ないことに気づいたという。
栄養面でも、メインは炭水化物と脂質、あとは少なめのタンパク質といったイメージで、ビタミン類や食物繊維などの微量栄養素を補える十分な野菜(1日の目標値350g ※1)や海藻、きのこ類を外食で摂取しようとするのはかなり困難。健康のために「バランスの良い食生活をする」ことが大切なのは誰もが理解していることだが、毎日の食事で栄養バランスを整えることは今の欧米化した食生活では難しく、特に若い世代の野菜不足は深刻化しているとの報告もあった。
このような乱れた食生活は慢性的な便秘や生活習慣病の低年齢化の一因とも考えられているため、片平氏は何か現状を変えることができないかと考えていた。
また同時に、近年、野菜高騰などの影響もあり、ますますバランスよく野菜を摂ることが難しくなっている。
そこで、外食店で野菜がしっかりとれて栄養バランスの整ったメニューが少ないのであれば自分でお店を作ろう!という発想で「恵比寿みそ汁(仮)」をオープンすることに。日本人に不足している野菜を中心に、みそ汁で日々の栄養バランスを整えたいとの想いが込められている。
いつでも立ち寄れる“みそ汁スタンド”を目指して
日本人にとって、みそ汁は飽きにくく、温野菜で消化に良く、体調不良や食欲がない時にも食べやすいメニュー。
葉物野菜、根菜などの野菜に加え海藻類、キノコ類、イモ類、肉、魚などどんな具材も合わせやすく、発酵食品である味噌には消化の補助・整腸作用・コレステロールの抑制など「腸活」の効果も期待されている。
忙しく働く人ほど栄養バランスの良い食事がされていない可能性が高くなることから、同店では、「食事に十分な時間が取れない」「ランチタイムに食事できない」など忙しい人に対応できるように新しい形のファストフード「みそ汁スタンド」の定着を目指していく。
恵比寿は美容室や美容系サロンも多く、予約状況によってランチタイムが終わってしまい、簡単な食事しかできない人も多いと想像し、そういった人の美容と健康のためのバランスの良い食生活の一助にならないか、と考えているという。
こだわりの素材で丹精を込めて調理
同店では、千葉県市原市産の採れたて野菜を現地の加工場で一次加工したものを使用しており、市場を経ないで直接仕入れた鮮度が特徴だ。昔ながらの手作り味噌も米も市原から直送するなど、それぞれ顔の見える生産者から安心した食材のみを厳選して使用している。
一口大の食材をしっかり咀嚼しながら食べることで、じっくり味わいながら満腹感を得られるように考えてメニューを考案。
素材ごとに適した調理方法は異なるため、ひとつの鍋でごった煮にするのではなく、それぞれ最適なカット、調理方法、仕込み時間を調整し、個別に丁寧に火入れをしており、素材本来の旨味や香りを堪能することができる。
また、昆布、カツオ、いりこの合わせ出汁を毎朝ひいて、みそ汁を調理。身近な家庭料理を専門店ならではのクオリティで提供する。
たっぷりの温野菜と発酵食品である味噌を食べることで腸活を促進。飽きのこないように、具材の野菜も少しづつ変わっていく。
具だくさんで食べ応えのあるみそ汁を提供
メニューは、「みそ汁,ご飯,蒸し鶏セット」1,500円/オープン記念価格1,300円、
「みそ汁,ご飯セット」1,300円/オープン記念価格1,100円、
「みそ汁(いわしつみれ/鶏団子入)」1,100円などがラインアップ。野菜は新鮮な旬のものを使用するため、季節や日によって変更する。
みそ汁1杯で約1日の½の野菜摂取(※1)、蒸し鶏のセットで(※2)タンパク質の約1食分摂ることが可能。なお、オープン記念価格での提供は、2月末までとなっている。
「恵比寿みそ汁(仮)」では、毎日の健康のために、手軽に野菜を食べられるよう具だくさんで食べ応えのあるみそ汁を提供。
葉物野菜、根菜などの野菜に加え海藻類、キノコ類、イモ類など具材の種類を多くすることで、1杯でも栄養バランスを整えられるように管理栄養士・川村郁子氏の献立のもと、一流シェフ・阿久津裕一氏が美味しさを追求し、“健康的に食べるみそ汁”を届ける。
身体に優しくほっこり美味しいみそ汁を味わいに「恵比寿みそ汁(仮)」へ足を運んでみては。
■恵比寿みそ汁(仮)
住所:東京都渋谷区恵比寿1-22-3 シルバープラザ恵比寿1階
営業時間:11:00~18:00
HP:https://miso-soup.shop
※1 厚生労働省 健康日本21(二次)の目標値350gを参照
※2 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より15~64歳男性の推奨量65g/日を参照
(丸本チャ子)