「くまもとモン×福岡天神ジャック」一部売り上げを、阿蘇の草原保全活動のために寄付

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大丸福岡天神店でのイベントの様子

阿蘇グリーンストック、熊本県及び環境省が取り組んでいる、熊本県阿蘇地域の「千年の草原」を守り、次世代に繋いでいく活動「阿蘇草原再生プロジェクト」の一環として、大丸福岡天神店で開催された「くまもとモン×福岡天神ジャック」にて、キービジュアルを使用したオリジナル商品や、プロジェクトに賛同した地元企業の商品を販売するポップアップイベントを実施。

そのイベントでの売上の一部が、2月3日(月)、阿蘇の草原を保全するための活動を行っている阿蘇グリーンストックに寄付された。

人と自然が手をとり合い、育んできた阿蘇の草原



美しい姿で人々を魅了する阿蘇の草原は、約1万3千年前、縄文時代から存在したと言われている。本来、日本の気候では、自然の力だけで草原が維持されることはないが、自然に関わり、恵みを受けながら、日本人はこれまで暮らしてきた。つまり、人と自然が手をとり合い、育んできた場所が、阿蘇の草原なのだ。



しかし、農業形態や生活様式の変化に伴い、草原と人の暮らしは遠いものになり、その結果阿蘇の草原は、次第に減少しており、いずれ消滅の危機を迎えるともいわれている。その草原を守るために立ち上がったのが、「阿蘇草原再生プロジェクト」。阿蘇の草原を守る取り組みとして、保全活動に関する寄付額の増加や野焼き支援ボランティアの増加を目的に、草原の新たな価値創造や効果的な情報発信などのプロモーション事業を行っている。

くまもとモン×福岡天神のPOPUP開催



昨年10月には、大丸福岡天神店にて、期間限定ポップアップイベント「[くまもとモン×福岡天神]@大丸福岡天神店 未来へつなぐ熊本の宝【地域力発見旅】」を開催。


「阿蘇草原再生プロジェクト」のキービジュアルを使用した企業コラボ・商品開発の第一弾として、「阿蘇 草原の四季をまとった米粉マフィン」の限定販売の他、


キービジュアルを使用したオリジナルグッズ、同プロジェクトに賛同した地元企業の阿蘇の恵みを使用したプロダクトの販売が実施された。

また期間中は、阿蘇の草原がどのように1000年もの間守られてきたのか、草原が与えてくれる価値や魅力、ボランティア活動の紹介など、阿蘇の草原に関する情報を発信する展示も同時開催。商品の商品の購入が阿蘇の草原保全のために役立てられ、誰でも“草原保全”に気軽に参加でき、学べるイベントとなった。

売り上げの一部を草原保全活動のための寄付

左より:コスギリゾート・上道氏、阿蘇グリーンストック・増井専務理事、thinkgarbage・日下部氏

大丸福岡天神店でのイベントでの売上げの一部(¥26,525)は、草原保全活動のための寄付金として贈呈。イベントへの出店企業を代表し、コスギリゾートの上道氏、「阿蘇草原再生プロジェクト」PR事務局の日下部氏より、寄付金の目録が贈呈された。

寄付金は、野焼き支援ボランティア活動の安全装備品、ボランティア育成のための費用および運営費、希少種保全のための活動(調査や草刈りなど)、未来を担う子どもたちへの草原環境学習、その他様々な草原保全活動に使用されるとのこと。今年2月3日(月)に、熊本県・阿蘇草原保全学習センターにて、寄付贈呈式が行われた。

草原マフィンを開発・販売を行った上道氏は、「私も大好きな阿蘇の草原を守るため、その力になることができとても嬉しく思っています。今後はふるさと納税や店頭での販売も予定しているので、よりたくさんの人に阿蘇の草原を応援するきっかけになってもらえれば」と挨拶。今後も「阿蘇草原再生プロジェクト」では、阿蘇の草原を未来へとつなぐため、様々なプロモーション・イベントの実施や商品の開発などを行っていくとしている。

今後も、阿蘇の草原を保全する「阿蘇草原再生プロジェクト」の活動に注目だ。

「阿蘇草原再生プロジェクト」公式サイト:https://www.asogreenstock.com/sougensaisei/
「阿蘇草原再生プロジェクト」公式Instagram:https://www.instagram.com/think_garbage/

くまもとモン×福岡天神ジャックHP:https://kumamotomon.com/2024/fukuoka

(佐藤ゆり)

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