「Nature」が、ネパールで育ったコーヒー豆を新宿区高田馬場から世界へ発信!

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「今日の“心地いい生活”が誰かと地球のためになる」をコンセプトとするセレクトショップ「Nature(ナチュール)」が、BIKAS COFFEEが行ったコーヒーの木を生産地(ネパール・ハルパン村)に植樹するプロジェクト「BIKAS COFFEE VILLAGE」に参加。3年の月日を経て、収穫を行った。

村の発展と生活向上にもつながるコーヒー豆の生産

地域の人々と協力しながら、コーヒー豆の生産に取り組んでいるネパール・ハルパン村。コーヒー栽培は単なるビジネスではなく、村の発展と人々の生活向上にもつながっているという。


ハルパン村では、地面に豆を直接植え、1カ月で根が出たらポットへ移植。その後、手作業で丁寧にコーヒーチェリーを収穫する。

手動のパルパーを使い、チェリーと豆を分けるパルピング作業を経て、豆を水につけて発酵させ、天日干しで1週間〜1カ月乾燥。JICAから寄付された機械で薄皮を剥ぐハリング作業を行ってから、ネパール国内で焙煎、または生豆として輸出している。

コーヒー栽培に携わるガンガ氏は、「コーヒーをただ作るのではなく、より良いものを作りたい」という情熱を持ち、地域のリーダー的存在。彼のもとには毎朝、コーヒー農家の人々が豆を持ち寄り、品質チェックを受けている。

また、ガンガ氏の息子であるバドリ氏は毎年、日本とネパールの架け橋となり、訪れる人々をサポート。人と人とのつながりを大切にしながら、持続可能な発展を支えているとのことだ。

外国への販路拡大が難しいという課題も


コーヒー生産は自然環境とも密接に関係しており、ネパールでは化学肥料を使わず、バッファローの尿を虫除けとして活用するオーガニック農法を実践。

しかし、近年の異常気象や病害の影響により、収穫量が大きく変動することもある。そのため、自然との調和を保ちながら安定した生産を続けるための取り組みが重要視されており、特に、直射日光を避けるために木陰で育てるシェードグロウンコーヒーの栽培方法を採用することで、環境に優しく品質の高いコーヒーを生み出しているという。

ネパール産のコーヒー豆は、香港・イギリス・アメリカ・日本へ輸出され、日本国内では横浜のドラッグストア「フィットケア」などで販売。小規模ながらも、こだわり抜いたコーヒーが世界中へと広がっている。

そんな中、資金や流通経路、人手不足などの要因で、外国への販路拡大が難しいという課題も。「販売・購入」という日常の活動の中で、ネパールの売上に貢献できる仕組みを整える必要があるそうだ。

3年の月日を経て、ネパール・ハルパン村へ

「Nature」は、理念で売るコーヒーブランド・BIKAS COFFEEが2022年に開催した植樹プロジェクト「BIKAS COFFEE VILLAGE」に参加。今年2月14(金)~21日(金)にネパール・ハルパン村を訪れ、現地のコーヒー生産の工程を見学し、3年前に植樹したコーヒー豆の収穫を行った。

同時に、現地の人々の暮らしや課題を学び、「1:貧困をなくそう」「8:働きがいも経済成長も」「12:つくる責任 つかう責任」「13:気候変動に具体的な対策を」「15:陸の豊かさも守ろう」「17:パートナーシップで目標を達成しよう」といったSDGs活動の視野を広げたという。

夏頃からネパールで育ったコーヒー豆を販売予定

今後「Nature」は、今年の夏頃より、ネパールで育った「Nature」の木のコーヒー豆を日本で販売予定。取引先でもあるBIKAS COFFEEと協賛してネパールコーヒーの販路拡大に貢献する。

さらに、ネパールの女性支援活動も実施。

ネパール・ハルパン村でのコーヒー生産は、自然と共生しながら、人と人とが支え合う活動であることから、単なるビジネスではなく、「持続可能な未来」を創る一歩として、この取り組みを続けていき、これからもネパールの大地が生み出す特別なコーヒーと人々のストーリーを届けていくとしている。

ネパールの大自然と人の温もりが生み出す特別なコーヒーを、新宿区高田馬場から世界へ!この夏、ネパールで育った「Nature」の木のコーヒー豆を味わってみては。

■Nature
住所:東京都新宿区高田馬場1丁目31-8 ダイカンプラザ2F
営業時間:12:00~19:00
定休日:土日祝(不定休)
HP:https://nature-ethical-store.com/home

BIKAS COFFEE HP:https://bikascoffee.com

(佐藤ゆり)

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