「Sandwich」および「鬼大名」が手掛けるスターバックス京都 BAL 店は、展示作品の大規模な入れ替えを実施した。
現代アートで空間を刷新

Installation view, Photo: Nobutada OMOTE
同店は“アーティストたちの共同アトリエ” をコンセプトに、京都を拠点とする新進気鋭の若手を中心とした30名以上のアーティストの作品によって、空間全体を構している店舗。
今回の大規模な平面作品の入れ替えでは、多数の新たなアーティストが展示に加わり、より一層活き活きとした「京都のアートシーンの現在」を垣間見ることのできる場となった。
若手アーティストの作品を多数展示

Installation view, Photo: Nobutada OMOTE
展示作品には、赤松加奈氏、飯田美穂氏、家田実香氏、今西真也氏、大上巧真など、多彩な作家が参加。店内から京都の街までを満たすアーティストたちのエネルギーを体感できる。
展示作品や購入に関する詳細は、特設サイトで確認可能だ。
「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2025」との連動
また、2月28日(金)から開催の「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2025」とも連動。
同店とフェアの両方を訪れることで、若手アーティストたちの活動や京都の生態系をより深く味わえる。
空間デザインとキュレーションについて
同店のスペースデザインは、彫刻家・名和晃平氏によるクリエイティブ·プラットフォーム「Sandwich」が担当。各作家への呼びかけには、キュレーションユニット「鬼大名」が関わっている。
「Sandwich」は、宇治川沿いにあるサンドイッチ工場跡を拠点に、多様なクリエイターとコラボレーションを展開するクリエイティブ·プラットフォームだ。
「鬼大名」は、鬼頭健吾氏、大庭大介氏、名和晃平氏によるキュレーションユニット。現役のアーティストならではの実践的な目線を軸に、通常のキュレーターやギャラリーとは異なるアプローチで表現と社会の関係性を模索し続けている。
スターバックス京都 BAL 店について
同店は、コーヒーとともに現代アートを楽しめる店舗。スターバックスと「Sandwich」でコーヒーとアートをテーマにした店舗づくりを検討していく中、未来をつくる若者の支援が共通の想いとして浮かび上がったことが、同店誕生のきっかけとなったそう。
スターバックスは、各店舗の空間に合わせたアートを設置し、コーヒーとともにアートを楽しむことを目指している。現代アートがこれほどたくさん集まる店舗は、世界中でここだけだという。
若手アーティストたちのエネルギー溢れる作品が満ちた空間で、コーヒーと共にアート体験を楽しんでみては。
■スターバックス京都 BAL 店
住所:京都市中京区 河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL 3F
営業時間:11:00~20:00(不定休)
公式サイト:https://store.starbucks.co.jp/?keyword=%E4%BA%AC%E9%83%BDBAL
(丸本チャ子)