【岐阜県】美濃加茂市が「乳幼児一時預かり事業の予約・オンライン決済」開始。LINEでできる！

ほとんどの住民が、今、すぐに利用できるスマホ市役所「GovTech Express」を提供するBot Express(ボットエクスプレス)は、岐阜県美濃加茂市が「GovTech Express」を活用し、美濃加茂市LINE公式アカウントから「乳幼児一時預かり事業の予約・オンライン決済」ができる行政サービスを、4月1日(火)より開始した。

さらなる利便性の向上を目指す
使い慣れたLINEから、簡単に予約が可能
煩わしい入力作業をなくしていく
個人情報や機微な情報が保存されない

さらなる利便性の向上を目指す

美濃加茂市では、2016年に美濃加茂市LINE公式アカウントを開設し、緊急情報や生活情報などを通知するPUSH型の情報発信を行ってきた。市民サービスの向上と、市と住民との双方向のコミュニケーション強化に向けてGovTech Expressを導入し、 2023年10月に美濃加茂市LINE公式アカウントを大幅にリニューアルしている。

2023年11月には、「子育て支援センター」の入退館手続きがLINEから行える住民サービスを開始。利用者の負担軽減に加え、さらに子育てが楽しくなる支援策の実行につなげていく。このように、美濃加茂市LINE公式アカウントは随時機能を拡張し、全世帯に相当する2.4万人の友だち追加(現在1.8万人)、さらなる利便性の向上を目指している。

使い慣れたLINEから、簡単に予約が可能

今回拡張した機能は、「乳幼児一時預かり事業の予約・オンライン決済」。パート勤務や通院、冠婚葬祭、心身の負担軽減などの理由により、家庭で保育ができない住民に対し、一時的に保育園等で預かる事業だ。

従来、紙への記入と市役所窓口での申請、または、公共施設予約システム上に構築されたネット予約から専用のID登録を行っての予約、銀行振込での支払いと、予約と支払いに子育て住民の時間と労力を要していた。

今後は、使い慣れたLINEから、簡単に予約が可能となる。保育料の支払いは、クレジットカードまたはPayPayから選択でき、利用した翌月にLINEで届くお知らせから、そのまま決済が可能となる。LINEを利用できない人に対しては、紙での予約受付や銀行振込での支払いなど、従来の方法も引き続き提供し、さまざまなニーズに対応している。

煩わしい入力作業をなくしていく

「乳幼児一時預かり事業の予約・オンライン決済」は、来庁不要。24時間365日LINEから予約可能だ。

キャンセルも開庁時間を気にせず行うことができ、予約内容はLINEで確認可能、前日にはリマインド通知が届く。なお、利用日の6日前以降は別途手続きが必要となる。

さらに、LINE上にマイナンバーカードをかざすことで、自動で必要な情報を入力。可能な限り、煩わしい入力作業をなくしていく。4月1日(火)より登録を開始し、5月1日(木)より6月分の利用予約を開始する。7月に6月分の保育料支払いとなる。

美濃加茂市スマホ市役所の操作方法や、「乳幼児一時預かり事業の予約・オンライン決済」の詳細は、同市役所公式HPにて確認しよう。

個人情報や機微な情報が保存されない

美濃加茂市LINE公式アカウントとBot Expressが開発提供する官公庁専用対話型アプリケーション「GovTech Express」を連携。GovTech Expressは、日本政府が求めるセキュリティ要求を満たしているクラウドサービスを評価登録する制度「ISMAP」にも登録されているSalesforceをプラットフォームとしている。

LINEから入力したデータであっても、データが保存されるのはSalesforceのシステムのみで、LINE上には個人情報や機微な情報が保存されない。

美濃加茂市子育て支援課課長の坂崎弘章さんは、「時間や場所を選ばず申請できることで利便性が高く、お子様連れで窓口申請される場合に比べて必要な時間の短縮が期待されます。今後も利用者に寄り添ったサービスを提供していきたいと思います。」とコメントしている。