【北海道旧虻田町(洞爺湖町)】内浦湾と洞爺湖に面する暮らし

LOCAL

北海道旧虻田町(洞爺湖町)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、北海道旧虻田町(洞爺湖町)を写真とともに紹介する。

Vol.428/北海道旧虻田町(洞爺湖町)

洞爺湖町は、旧虻田町と旧洞爺村が合併している。地図を見ると大きな洞爺湖を1/4ずつ分割した形だったのだと知る。ふたつで約1/2、さらに残りの1/2は壮瞥町だ。土地の分かれ方を知ると、まちの成り立ちも感じられる。

そして、もしまちの名前が洞爺湖町なら、すぐに湖を想像するだろう。ただ、旧虻田町は洞爺湖にも面しているし、さらには内浦湾の海にも面している。内浦側の中心部と海の距離が近いことにも驚いた。また、洞爺湖は山に囲まれたイメージなのに、実は洞爺湖の南端と内浦湾は、5kmほどしか離れていない。意外にお互いにコンパクトである。

旧虻田町へ

洞爺駅

いろんな「ようこそ」だ

バスのデザインもかっこいい

海もとても近かった

入江貝塚へ。世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」にも含まれている

貝殻もいっぱいあった

洞爺湖だ!

夜は洞爺湖のほとりで宿泊し、花火も上がった

まずは洞爺駅の周辺と、内浦湾の海まで行ってみた。やはり洞爺湖といえば観光地だと思うし、洞爺駅前の看板には多言語で「ようこそ」の言葉が記されていた。もちろん「イランカラプテ」も。ラッピングされたバスのデザインもとてもかっこいいし、ワクワクする雰囲気だった。

内浦湾の海を眺めたあと、入江貝塚にも訪れてみる。小高い土地にあちこちに貝殻がたくさん集まっていて、高台からは海も見えた。入江貝塚は世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」にも含まれている。

そして、5kmほど内陸に入ると青々とした洞爺湖が現れた。幾重にも重なるゆったりした山々と、広大な湖の景色は壮観だ。そのほとりに、建物がたくさん並んでいる。もちろん観光地でありつつも、地元の方々の暮らしもあるのだよなあと思った。

洞爺湖では4月下旬から10月まで、夜に毎日花火が打ち上がる。その時間は短いけれど、洞爺湖の風物詩だ。ぼくも花火が上がる時間に洞爺湖まで歩いた。見上げる花火だけではなく、湖面に反射する光が、眩しく美しかったのだった。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247

  

  

The post 【北海道旧虻田町(洞爺湖町)】内浦湾と洞爺湖に面する暮らし first appeared on ストレートプレス:STRAIGHT PRESS - 流行情報&トレンドニュースサイト.

タイトルとURLをコピーしました