【神奈川県】横須賀市主催のピンクシャツデー運動で『世界のMUSASHI個展 in 横須賀展示会』が開催

石富プロパティーは、ピンクシャツデー運動のイベント会場にて、2月23日(日)に『世界のMUSASHI個展 in 横須賀展示会』を開催。

同イベントは、横須賀市がピンクシャツデー運動の一環として開催され、多くの企業や団体等が協力して「いじめSTOP」の想いを広めた。万博武蔵個展事務局も協力し、作品展示だけでなく、大阪からMUSASHII(武蔵)さん本人が駆けつけ、イベントを盛り上げた。

大阪府寝屋川市出身のアーティストがイベントに参加

MUSASHIさんは、大阪府寝屋川市出身で2003年生まれ。幼少期から立体造形などの制作が好きで、中学生で本格的に絵を描き始める。同氏のスタイルは、マーカー、アクリル、顔彩などを巧みに取り入れ、色彩に優れた作品、キャラクターなどを描くこと。

BeatやLyricから生まれる作品や花柄などを用い、ポジティブマインドからダークな表現まで、メッセージ性のある作品をキャンパス・デジタルアート・立体造形などに落とし込むスキル＆スタイルに注目が集まっている。

ピンクシャツデー運動とは、4月時点で世界180カ国以上で行われているワールドアクションで、いじめストップの意思表示をする運動。

本来は2月の最終水曜日がピンクシャツデーだが、横須賀市ではいじめや差別を根絶したいという想いと、年間を通じてこの趣旨を考えてもらいたいという願いから、偶数月の最終水曜日をピンクシャツデー運動の日として継続して活動している。2026年は2月25日(水)がピンクシャツデーだ。

今回2月23日(日)のイベントには、約900名が参加したそう。同イベントの参加者は、MUSASHIさんのイラストの下絵にぬり絵をして楽しんだり、MUSASHIさんのアートをパッケージにした限定品のお菓子やアートカードをプレゼントしたりした。

コラボイベントとして『世界のMUSASHI個展 in 横須賀展示会』も開催。また、ピンクシャツデーへの想いをイメージしたイラスト作品は、今年の大阪・関西万博で開催する『世界のMUSASHI個展』でも展示予定だ。

横須賀ピンクシャツデー運動とMUSASHIさんのコラボの実現には、無料撮影会など子どもたちの夢を応援する活動をしている「えんむすび」代表の津口希実子さんが、たまたまテレビで紹介されていた子ども食堂「よこすかなかかがや」代表の和田信一さんを見て、その想いに共感して連絡を取ったことがはじまり。

互いに子どもたちの支援活動をしていることから意気投合し、和田さんは津口さんにピンクシャツデー運動について伝え、一緒に何かできたらと横須賀市に繋いだ。

津口さんは「MUSASHI×えんむすび×横須賀市」でコラボ作品を制作して万博の『世界のMUSASHI個展』で展示することを提案し、MUSASHIさんを紹介するという数珠つなぎから同企画の実現に至ったそう。

コラボの内容は、「えんむすび」でピンクシャツデー運動を含めた全国の子どもたちの撮影会を実施し、その写真でMUSASHIさんがモザイクアートを完成させるというもの。

この日のイベントでもヘアセットコーナーが設けられ、「えんむすび」理事でもある福祉美容師・ヘアメイクアップアーティストの曽田葵さんが子どもたちのヘアセットを担当し、撮影が行われた。

なお、「MUSASHI×えんむすび×横須賀市」のコラボで完成するモザイクアート作品は、横須賀市に寄贈され、万博の『世界のMUSASHI個展』で展示予定とのこと。

横須賀市市長室人権・ダイバーシティ推進課の岩崎翔平さんは、「MUSASHIさんのアート作品は繊細で迫力があり、来場者の目を引き付ける力のある作品であると感じました。こうした良き出会いを大切にし、今後も横須賀市からMUSASHIさんの活動を応援していきたいと考えています。

我々、人権・ダイバーシティ推進課の名前にある『ダイバーシティ』は多様性という意味の言葉です。多様性を認め合う社会を目指し、人権尊重の想いを広めていくことで、横須賀市が「誰も一人にさせないまち」になっていくと考えています。

これからも、ピンクシャツデー運動を通じて、横須賀市が差別のない、やさしいまちとなることを願い邁進して参ります。」とコメントを寄せた。

いじめや差別をなくし、子どもたちの夢を応援する活動を知るために、ピンクシャツデーやMUSASHIさんの活動に注目してみては。

(佐藤ひより)