会話型ショッピングアプリ「アレコレ」リリース！好みを会話で把握し最適な商品を提案

MatrixFlowは、会話するだけで“ぴったり”の商品が見つかるAI接客Webアプリ「アレコレ(※)」のベータ版をリリースした。

「検索型EC体験では満足できない」が背景

オンラインショッピングが日常に浸透する一方で、消費者は「欲しいものが見つからない」「検索が面倒」「口コミが信用できない」といった課題に直面している。特に若年層を中心に、SNSでの口コミや友人のおすすめを重視する傾向が高まる中、従来の検索型EC体験では満足できないケースが増えている。

こうした現状を受け同社では、生成AIを活用した会話型のAI接客Webアプリ「アレコレ」を開発。ユーザーとの自然な対話を通じてニーズを把握し、5万点を超える商品群から最適なアイテムを提案することで、“まるで友人に相談するような買い物体験”を実現した。

「アレコレ」では、ユーザーは気になることを話すだけ。音声だけでなくテキストでも会話が可能で、静かな場所でも気軽に利用することができる。AIが内容を理解し、目的や好みに応じた商品を即座に提案。検索キーワードを入力したり、無数のページを比較する手間がなく、直感的な操作を可能とする。

アパレル(服・バッグ)から家電製品まで、すでに5万点以上の商品データベースを保有。ジャンルを横断した比較や、気分・使用シーンに応じたレコメンドが可能だ。

また今後のアップデートでは、信頼性の高い口コミやSNSレビューをAIが参照し、提案内容の裏付けとして活用できるようになる予定。これにより、ユーザーは「なぜこの商品なのか」が明確になる納得感のある選択体験が可能となる。

さらにセール中のショップやクーポンの有無も加味し、よりお得な購入先を自動で提示。価格・価値・タイミングの観点から、最適な買い物をサポートする。

現在はWeb版での提供だが、スマートフォンアプリの開発も進行中。移動中や外出先でも気軽に利用できる環境を整えていく。

例えば、自分に似合う服を相談したいとき、「春に着られるカジュアルな白トップスが欲しい」と伝えるだけで、今のトレンドや口コミ評価の高い商品が一覧で提示される。

またプレゼント選びに迷ったときは「30代男性におすすめのギフトある？」と話すと、相手の年代・性別に合った候補が登場。

家電の買い替えを検討しているときには、「ひとり暮らしにちょうどいい冷蔵庫ってある？」と話しかければ、ライフスタイルに合わせた最適モデルを提案してくれる。

今後は、Vtuberやインフルエンサーとのコラボによる接客キャラクターの導入も予定している。また、初期はファッション・コスメ、家電を中心に展開しつつ、将来的には食品、家具、旅行プランまで対応カテゴリを広げていく構想だという。

好みを会話で把握し、5万点から最適な商品を提案！AI接客「アレコレ」を、この機会に使ってみては。

※「アレコレ」に搭載されている生成AIによる接客エンジンは、現在特許出願中。

(江崎貴子)