広島県安芸高田市八千代町で30年間、人々の心と胃袋を温めてきた「ラーメン霧切谷」を、ホッツッが「八千代きりちゃんラーメン」として、5月27日(火)に再びオープンする。オープン日は変更となる可能性がある。
地域に育まれた情景を受け継ぎ、未来へと繋ぐ挑戦
霧深い谷から、陽光溢れる山上の台地へと続く古道に由来する「ラーメン霧切谷」。その名が示すように、どこか懐かしく、そして心安らぐ場所にあったこのラーメン店は、決して大きな店ではなかったが、峠を行き交う人々にとってかけがえのない休息地点だったそう。
豊富なメニュー、嬉しいボリューム感、そして何よりその土地に根ざした雰囲気は、多くの人々の記憶に深く刻まれているという。
今回、惜しまれつつ閉店した「ラーメン霧切谷」の店舗が、ホッツッによって、その愛された外観はそのままに、「八千代きりちゃんラーメン」として新たな息吹を吹き込む。
「八千代きりちゃんラーメン」の店名には、長きにわたり地域を支えてきた人々への感謝と、霧切谷の歴史を未来へ繋ぐという強い想いが込められている。
親しまれた店舗の外観をあえて大きく変更しないのは、地域の人々に変わらず安心して足を運んでもらえるようにとの願いから。
これは単なるラーメン店の再オープンではなく、長年地域に育まれたお店の温かい雰囲気、人々の記憶、そしてこの場所ならではの空気感などの「情景」を大切に受け継ぎ、未来へと繋いでいく「情景承継」という新たな挑戦だ。
峠のラーメン屋としての存在意義は、単にお腹を満たすだけでなく、旅の途中の安らぎであり、地域の人々の日常にそっと寄り添う温かさにあると、「八千代きりちゃんラーメン」は信じている。その大切な想いをしっかりと受け継ぎ、この場所で再び、地域の人々の笑顔に出会える日を心待ちにしているという。
「ちゃんのれん組合」に加盟
「情景承継」という新たな挑戦を始めるにあたり、「八千代きりちゃんラーメン」は「ちゃんのれん組合」に加盟した。「ちゃんのれん組合」は、東京神田駅のガード下で創業された「神田ちえちゃんラーメン」が原点のラーメン店を中心とした互助組織。
「加盟店の継続かつ繁栄を目指し、親睦及び中華そば及びもり中華の文化の発展と認知度の向上」を目的としており、味を守り、高め合うことはもちろん、地域に根ざしたラーメン店としてのあり方を追求する同志が集っている。
東京名物とも称される「神田ちえちゃんラーメン」の味を、何故広島で販売することになったのか。
一見不思議にも見える取り組みだが、味への真摯なこだわりを持ち、互いに協力し、切磋琢磨することで中華そば文化の発展を目指す「ちゃんのれん組合」の理念に深く共感したこと、加えて、「広島から全国へ」を目標に“ご当地麺”の認知度向上をライフワークとしてきたホッツッ代表の渡部氏が、偶然「神田ちえちゃんラーメン」の味に出会い感動し、「いつかこの味が地元でも食べれたら」という想いを抱いたことから、「ちゃんのれん組合」への加盟を決めたという。
提供されるメニューについて
「八千代きりちゃんラーメン」のメニューの核となるのは、「ちゃんのれん組合」定番の「中華そば」と「もり中華」、そして「白めし」。
丼から溢れんばかりの店炊きの滋味深いスープ、食べ応えのあるたっぷりのチャーシュー、そして新宿達磨製麺の麺といった「ちゃん系ラーメン」ならではの魅力はそのままに、ゆくゆくは、この地でしか味わえない新たな体験も提供することを目指している。
一足早く「ちゃんのれん組合」の味が広島に
「八千代きりちゃんラーメン」のオープンに先立ち、「ちゃんのれん組合」が、5月3日(土・祝)~5日(月・祝)に開催される広島の春を彩る一大イベント「2025年ひろしまフラワーフェスティバル」の観光物産エリア(Gエリア)に出店することが決定した。
「ちゃんのれん組合」の「神田ちえちゃんラーメン」「新橋ニューともちん」から名物店主も参加し、定番の「中華そば」や「わかめ中華そば」が特別に提供される予定だという。「八千代きりちゃんラーメン」の新しい味との出会いを前に、「ちゃんのれん組合」の味を楽しんでみては。
安芸高田市八千代町の新たなランドマークとして、地域の人々に末永く愛されるお店を目指す「八千代きりちゃんラーメン」のオープンをお楽しみに!
■八千代 きりちゃんラーメン
住所:広島県安芸高田市八千代町向山316-26(上根バイパス峠茶屋)
営業時間:7:00~14:00、土日祝 9:00~16:00
定休日:月曜日、および「ちゃんのれん組合」の定期勉強会開催日
(yukari)
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