【京都府宮津市】宮津の歴史と丹後の風土を宿泊体験に落とし込んだブティックホテル「mizuya」オープン

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日本三景に数えられる景勝地・天橋立で知られる京都府北部・宮津の街にて、福祉施設を改装した全9室のブティックホテル「mizuya」が、併設するcafe&bar「菓寮 浮雲」とともに5月1日(木)に開業した。

「mizuya」について


古来より、京へ続く丹後の国の海陸交通の要であると同時に歴史文化の中心地であった港町・宮津。日本三景に数えられる天橋立は『古事記』にもその名を讃えられ、平安時代には女流歌人・和泉式部、戦国時代には細川ガラシャなど時代を代表する人物のゆかりの地としても知られている。

「mizuya」は、そんな土地にまつわる洒脱で文化的奥行きのある歴史と、丹後の壮大で繊細な風土を、唯一無二の宿泊体験に落とし込んだ。

「mizuya」という宿名は、中国大陸・朝鮮半島の文物が京に至るための玄関口であったと同時に、都の豪華絢爛な文化を下支えした裏舞台でもあるこの地の空気感を再解釈し、寺社の参詣口である「手水舎」や茶室の「水屋」になぞらえて命名している。

水屋をしつらえた客室


「mizuya」の客室には、宿の名の由来にもなった水屋をしつらえ、水屋の壁には黒谷和紙職人・アーティストのハタノワタル氏率いる紙漉キハタノの手漉き和紙をあしらっている。


また、大きい部屋には湯を静かに湛える茶釜を、小さい部屋には手のひらに寄り添う鉄瓶を用意しており、陶芸家の片川祐之介氏の茶器で、京都の茶園にて摘まれた香り高いお茶を楽しむことができる。

丹後の「ちりめん」をファブリックに使用


テキスタイルデザイナー・PARANOMADの原田美帆氏が手がける客室内のファブリックには、丹後の地で織り継がれてきた「ちりめん」を使用。


各客室のルームナンバーには、藤織作家である坂根博子氏による布片に、藤蔓の糸で刺繍を施している。

また、客室をはじめ、cafe&bar「菓寮 浮雲」やサウナなど、館内にはcredenzaの堀正樹氏がキュレーションしたインテリアやアートピースが並ぶ。

客室タイプと部屋数


部屋の中にサウナがある「サウナスイート」(42㎡/ダブルサイズ2台)は2部屋。1〜4名宿泊できる。


ゆったりとくつろぐことができる「デラックス」(28㎡/クイーンサイズ1台)は3部屋。1〜2名宿泊できる。


落ち着きのある空間の「スタンダード」(26㎡/クイーンサイズ1台)は4部屋。1〜2名宿泊できる。

最大4名で利用できるプライベートサウナ


最大4名で利用できる予約制のプライベートサウナは、宮津に漂う空気を肌で感じながらととのうための場所。


木の香りや石の温もり、風が運ぶ季節の気配を五感で感じながら、熱と水と静寂の中で、自分自身と向き合う体験を楽しめる。料金は7,480円(税込)/90分。

cafe&bar「菓寮 浮雲」について



1階のcafe&bar「菓寮 浮雲」では、菓子や肴とともに、「曲水の宴」の趣を楽しむことができる。


朝餉には、京都を拠点に活動する「円卓」の庄本彩美氏監修のもと、丹後の郷土食である「ばら寿司」からインスパイアされた御膳を用意。朝餉の時間は7:00~10:00(L.O.9:30)で、宿泊者限定となっている。


また、カフェの時間には、葉山を拠点に活動する「嶋ゞ」の小島直子氏が監修した、天橋立の自然を描写した和菓子と茶のペアリングを用意。京都の老舗和菓子店「有職菓子御調進所 老松」がつくる上生菓子とともに、宮津の日本茶専門店「磯野開化堂」の日本茶を味わうことができる。カフェの時間は12:00~17:00(L.O.16:30)で、基本予約制となっている。


さらに夜の時間はバーとして、お酒や和菓子、肴などを用意している。バーの時間は18:00~22:00(L.O.21:30)。

「海の京都」丹後の空気感を織り込んだ宿泊体験を届ける「mizuya」を訪れてみては。

■mizuya
住所:京都府宮津市字鶴賀2085番地
公式サイト:https://mizuya-kyoto.com
予約サイト:https://www.chillnn.com/193ddce366e31f

(yukari)

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