BROWN研究所は、暑くなる前に自動でエアコンが作動するリモコン「ReReCo(リリコ)」のクラウドファンディングを、Makuakeにて5月30日(金)~7月7日(月)の期間実施している。
高齢者の熱中症死亡の原因
環境省によると、高齢者の熱中症死亡の9割は「家の中」で起きており、その多くはエアコンが使われていなかったことが原因だという(※)。
高齢になると暑さを感じにくく、電気代の節約意識や「エアコンは体に悪い」という思い込みで、猛暑でもエアコンを切ってしまうケースがあるのだそう。
さらに、落雷などによる「瞬停」(ごく短い時間だけ電力供給が中断される現象を指す)でエアコンが停止したままになることもあり、高齢者の命を脅かすリスクとなっている。
「ReReCo」の機能
「ReReCo」の一般的なスマートリモコンとの最大の違いは、Wi-Fiやスマホが不要で、誰でも簡単に設定できること。そして、あらかじめ設定した温度を上回ると、自動でエアコンを起動させることもできる。自らエアコンを消してしまったとしても、設定した温度に達すれば再び稼働を始める。
また、停電時に通常のエアコンは自動で復旧しないが、「ReReCo」は電源が復旧した際に自動でエアコンを再起動できるため、熱中症リスクを大幅に軽減できる。
プロジェクトの締め切りは7月7日(月)の22:00、リターンなどの詳細についてはプロジェクトページで確認を。
「ReReCo」開発の背景
BROWN研究所代表の発明家・長澤幸義氏は、2003年から便利屋業を、2008年からは遺品整理業を営み、多くの家庭に関わる中で、高齢者の孤独死現場にも数多く立ち会ってきたという。
長澤氏は、「ReReCo」の開発について、以下のようにコメントしている。
「私にとって、忘れられない出来事があります。それは、便利屋時代から親しくしていた、ひとり暮らしのおばあちゃんのことです。
『昔はエアコンなんてなかったから、大丈夫よ』と笑っていたその方は、8年前の酷暑の日、熱中症で静かに息を引き取りました。扇風機だけで過ごし、エアコンは使われていなかったのです。
『もし、部屋が暑くなったときに自動でエアコンがついていれば』『誰かが見守ってくれていたら』そうした後悔が、今も私の胸に深く残っています。同じような思いを、もう誰にもしてほしくない。その願いが、ReReCo開発の原点です」
高齢者と暮らす家族や一人暮らしの高齢者が安心して夏を迎えるために、命を守るためのリモコン「ReReCo」をチェックしてみては。
Makuake:https://www.makuake.com
プロジェクト名:3秒設置!設定はボタン2回!リモコンでペットや高齢者の命を守る【ReReCo】
※:出典 熱中症対策の今後の在り方について/令和5年1月26日 大臣官房環境保健部 環境安全課
(yukari)
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