キュウセツAQUAが運営する国東クリーブガーデンが、各国を代表する最高峰のエキストラバージンオイルを選定する「Japan Olive Oil Prize(日本オリーブオイル大賞：略称JOOP)2025」に、大分県国東産エキストラバージンオリーブオイル「クリーブオイルエキストラバージン」を出品。金賞という高評価を獲得した。
大分県は、令和4年オリーブ収穫量全国2位
近年、健康志向の高まりを背景に関心が高まっているオリーブオイル。国内のオリーブ栽培は、雇用の創出や耕作放棄地の活用などの地域課題の解決に貢献するほか、観光資源としての可能性も広がりを見せている。
※農林水産省「令和4年産特産果樹生産動態等調査」(2025年3月31日公開)より、品目：オリーブの箇所を抜粋
中でも大分県は、令和4年の国の調査でオリーブの収穫量全国2位を記録した。
国東クリーブガーデンが初出品＆初受賞
今回、世界各国のオリーブオイルテイスター11名による公平かつ透明性ある審査で、世界中よりエントリーされたエキストラバージンオリーブオイルの中から入賞オイルを決定する、在日イタリア商工会議所主催の「Japan Olive Oil Prize 2025」にて、大分県国東産エキストラバージンオリーブオイル「クリーブオイルエキストラバージン」が金賞を獲得。
国東クリーブガーデンは今回が初出品、初受賞で、日本の金賞選出は2品のみであった。
ブドウのようなフルーティーな味わいが特徴
「クリーブオイルエキストラバージン」では、ひと粒ひと粒ていねいに手摘みで収穫したオリーブの果実を、園内にある搾油所で収穫後12時間以内に搾油。酸度を0.1％以下におさえた、とびきり新鮮なエキストラバージンオリーブオイルに仕上がっている。
また、心地良い甘さで熟したブドウのようなフルーティーな味わいが特徴。天然酵母のパン、旬の葉物野菜のサラダや、冷奴、卵かけごはんにもピッタリ。上品でデリケートな和食の仕上げに使うと甘味が引き立つという。
「Japan Olive Oil Prize 2025」からは、「フルーティーで、なめらかで、マイルドでやわらかな味わい。甘いシナモンとアーティチョークの香り。すっきりとした甘さに、ほのかな辛さと苦みのバランス。シナモンの香りが強いですが、後味はすっきりとしています」という評価を得た。
また、受賞を受けて、オリーブ事業推進室⻑・⼤野貴博氏は、「今回の金賞受賞という結果は、当園として他の品評会とあわせて4年連続の受賞となりました。これは栽培から加工までを一貫して管理している当園にとって大変名誉なことであり、『お客様に高品質のオイルをお届けする』という我々の理念が結実している証でもあります。しかしながら今回の結果で慢心することなく、今後も5年10年と連続受賞できるよう、スタッフ一丸となってさらなる品質の向上に努めて参ります(後略)」とコメントしている。
「クリーブオイルエキストラバージン」は、100ml・3,348円(税込)、
50ml・1,674円(税込)で、店舗、またはオンラインストアにて販売中だ。
国東クリーブガーデンについて
「クリーブオイルエキストラバージン」を生産している国東クリーブガーデンは、九州を中心に上下水道の維持管理を行うキュウセツAQUAが運営するオリーブ農園。地元九州の地域課題解決に貢献すべく、2016年よりオリーブ栽培を開始した。
同農園では、イタリア品種を中心に約4500本のオリーブを栽培中。2024年度末で造成工事を終えて、敷地面積38haと日本一広いオリーブ農園になった。
エキストラバージンオリーブオイルについて
ちなみに、エキストラバージンオリーブオイルとは、オリーブの実から物理的手段のみにより搾ったオイル(バージンオリーブオイル)であり、洗浄、遠心分離、デカンテーション(自然沈殿させて濁りを取ること)、ろ過以外の処理を経ていないもののこと。
加えて、酸度が0.80％以下(オリーブオイルの品質を下げる遊離脂肪酸の度数が100gあたり0.8g以下)で、官能検査における風味に欠陥がないと認められたオリーブオイルのことをいう。
「クリーブオイルエキストラバージン」の酸度は毎年0.1％台で、2024年産は0.14％なのだそう。きわめて新鮮なエキストラバージンオリーブオイルといるだろう。
この機会に、「Japan Olive Oil Prize 2025」金賞を獲得した、大分県国東産のオリーブオイルを味わってみては。
国東クリーブガーデン公式サイト：https://qlivegarden.com
(佐藤ゆり)
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