日本で大人気の台湾カルチャーフェスの第6回目となる「TAIWAN PLUS 2025」が、8月9日(土)・10日(日)・16日(土)・17日(日)の2週末にわたって大阪市中之島にて開催される。
「台日新風」をテーマに大阪で初開催
「TAIWAN PLUS」を主催する中華文化総会は、1967年に設立された台湾を代表する民間文化団体で、台湾の民主化とともに文化の実力を高め、世代を超えた継承と国際交流を推進してきた。古典の再発見と若手クリエイターの支援を通じて、多様な伝統に新たな命を吹き込み、台湾文化の深みと活力を世界へ発信することを目指している。
「TAIWAN PLUS」は、文化部が推進する交流プロジェクト「We TAIWAN 台湾文化 in 大阪・関西万博」に呼応する形で、初めて大阪にて開催される。
「TAIWAN PLUS 2025」のテーマは「台日新風」。大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に呼応するもので、台湾の新たな姿を表現し、日本と共に新たなトレンドを創り出しながら、より輝く未来へと共に歩んでいく願いが込められている。
注目ブランドなど100以上が参加
今年の市集(マーケット・ブース)には、100以上のブランドが参加予定で、日本でお馴染みの人気ブランドに加え、今後の活躍が期待される注目ブランドも勢揃いする。出展ブースの内容は、衣、食、住、行、育、楽と多岐にわたり、陶芸、刺繍、漆器、金工といった、台湾と日本の感性が響き合う工芸アートも会場で楽しめる。
毎年「TAIWAN PLUS」会場で長蛇の列ができる「台湾ビール」は、今回、台湾産フルーツを使用したフルーツビールを引っ提げて大阪に登場。
「CIDA中華民国インダストリアルデザイン協会」は、選りすぐりのブランドを多数出展し、台湾の優れたインダストリアルデザインの実力をアピールする。
観光署ブースでは、多彩な台湾の魅力を日本の来場者に案内する。
原住民族委員会が設立した台湾最大の先住民セレクトブランド「LiMA原選」は、先住民族の工芸の美しさを発信する予定だ。
また、地方自治体も参加。嘉義市政府による「嘉義セレクション」、連江県政府と文化総会が共同主催する「第3回馬祖ビエンナーレ(馬祖国際芸術島)」、澎湖県政府が展開する「澎湖 C+C」なども見どころとなっている。
そのほかにも、老舗魯肉飯「五燈獎」、
台日の若者に人気の「香蘭男子電棒燙」、
流動商店がプロデュースする「台湾夜市遊技場 by 流動商店」や、基隆の百年老舗菓子店「連珍」、著名イラストレーター「WHOSMiNG」など、注目の出展者たちが勢揃いする。
「a-We」をテーマに制作した多彩なグッズを販売
さらに、文化総会は文化部と連携し、台湾の卓越したデザイン力と職人技を世界に発信することを目的に、「a-We」をテーマにした多彩なコラボレーショングッズを制作。会場の各ブースにて購入できる。
耐衝撃スマホケースの大手ブランド「RHINOSHIELD ライノシールド」とのコラボによるスマホケースや、単一素材で作られ、廃棄ゼロを目指すサステナブルな理念の体現とガラスの循環利用を推進する「春池 ORIGINAL|透明扭蛋店 GLASS GACHA!」とコラボしたガラス製の文鎮のほか、
茄芷袋(台湾伝統のナイロンバッグ)、小籠包など台湾らしいモチーフをデザインに取り入れたバッジ、宜蘭の繊維工場でハンドメイドされた癒し系「a-Weぬいぐるみ」、
彰化の靴下工場と共同制作したソックス、タピオカミルクティーなど、台湾国内で製造されたグッズがラインアップする。
台日交流の重要なプラットフォーム
イベントのメインビジュアルは、台湾のグラミー賞にあたる金曲奨で最優秀パッケージデザイン賞を受賞したデザインチーム「Blob Club」が手がけ、三大金賞(金馬・金鐘・金曲)に精通するデザイナー・方序中氏がビジュアルディレクターを務めている。
文化総会の李厚慶秘書長は、「TAIWAN PLUS」は単なる台湾文化の発信の舞台ではなく、台日交流の重要なプラットフォームであり、これまでの7年間で数えきれないほどの台日友情の物語が生まれてきた。そして、今回の大阪開催でも、日本の人たちの心を再びつかむことを楽しみにしているとコメントしている。
「TAIWAN PLUS 2025」に参加して、台湾の魅力を体感してみては。
TAIWAN PLUSオフィシャルサイト:https://tw-plus.jp
TAIWAN PLUS 2025 詳細:https://tw-plus.jp/exhibition/2025
TAIWAN PLUS Instagram:https://www.instagram.com/taiwanplus_tw
(山本えり)
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