Betterは、設立4周年を迎えるにあたり、3.9周年となる7月25日(金)に、書籍『感謝の感触』を390冊限定で発売した。
同書は、長崎県の「ひとやすみ書店」およびBetter Books Online Storeにて購入できる。なお、オンラインストアからの発送は9月になる予定だ。
39組の著者による作品を収録
『感謝の感触』は、「感謝」について考えるために、39組の著者が390字から3900字の間で執筆・制作した全39作品を収録した1冊。執筆者には分野・世代を超えた多彩な顔ぶれが参加している。
日常の中で感じる感謝の瞬間から、AIや猫、ビジネス、食、デザイン、建築などそれぞれの専門分野から考える感謝、感謝の裏にひそむ危うさまで、39の視点から感謝という抽象的なものに輪郭を与える試みだ。
収録作品は、AI研究者・アーティストの徳井直生さんが著した『感謝とAI』、編集者・ネコ研究者の服部円さんによる『ヒトはネコに感謝を捧ぐ』、大学院生の今井一貴さんの『出家という体験のなかで』、モデル・文筆家の小谷実由さんの『イライラと感謝セット』、菓子作家の土谷未央さんの『YESの先にあるもの』、イラストレーターの高橋あゆみさんによる『hug』など。
まえがき/感謝の感触は、Better代表取締役でクリエイティブディレクターの鳥巣智行さんが執筆。装丁・本文組みは、アートディレクターでグラフィックデザイナーの江波戸李生さんが担当した。
「感謝」について考える
近年、感謝への注目が集まっている。ポジティブ心理学の分野では、感謝の実践が幸福度の向上や睡眠の質改善、うつ症状の軽減、心臓血管の健康マーカー改善など健康にいいという研究結果が報告されているそう。
また、特定の宗教には属さずに精神的豊かさを求めるSBNR(Spiritual But Not Religious)層が増えるなど「スピリチュアル」への関心が高まるなかで、SNSでは「Gratitude Journal(感謝日記)」の実践がコンテンツとして拡散されるなど、メンタルヘルスを維持する身近な方法としても感謝は注目を集めているという。
さらに、ウェルビーイングを重視する企業のなかには、サンクスカードなどの感謝を伝えやすくするための仕組みを導入している例もみられる。
一方で、無理な感謝は「感謝しなければならない」というプレッシャーにもなりかねない。過剰な感謝はネガティブな感情に向き合うことを避け、本来の問題を先送りすることにつながることもあるだろう。
Betterは、そもそも感謝は他者との関係性のなかで生まれる感情で、自己啓発や組織活性という目的のための手段と捉えることへの違和感もあるとしている。
同社は、『感謝の感触』が、明日の社会や生き方を考えるときの手掛かりになればと願っている。
Betterについて
Betterは、長崎と東京に拠点を置き、日本各地の企業のブランディングや自治体の広報など、社会をより良くしようとする人たちの支援・伴走に取り組む企業。
出島の歴史を生かした「出島組織サミット」や、平和の文化を育む「Peace Education Lab Nagasaki」など、長崎の資産を活用した事業も行っている。
「感謝に触れる。」そう聞いて、どんな感触を想像するだろう。こそばゆい。あったかい。ふかふかしている。潤っている。湿っぽい。ひんやりする。ベタベタする。チクチクする。ページをめくりながら、その感触をたしかめてみては。
■感謝の感触
頁数:176ページ
価格:2,700円(税別)
仕様:並製
判型:A5版変形
サイズ:210×133mm
Better Books Online Store:https://betterbooks.stores.jp
Better HP:https://4better.jp
(Higuchi)
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