“バターを食べるバターケーキ”！北海道産素材で仕立てた懐かしくて新しいスイーツ誕生

フェルムラ・テール美瑛から、シリーズ累計500万個以上を販売した「バターチーズサンド」に続く新作「北海道バターケーキ」が登場する。“幻のバター”とも呼ばれる昔ながらの製法で作った貴重な国産発酵バターを贅沢に使ったバターケーキは、こだわりの北海道産素材で仕立てたどこか懐かしくて新しいスイーツ。8月9日(土)からフェルムラ・テール美瑛の一部店舗とオンラインショップで販売される。

きっかけは国産発酵バターとの出会い
イメージはバターを食べるバターケーキ
5つの味の「バターチーズサンド」

きっかけは国産発酵バターとの出会い

北海道に拠点を構える店として、北海道らしいお菓子を開発したいと常々考えていたシェフパティシエのバクサ・裕子さんが着目した素材は「バター」。

ヨーロッパでの修行時代に出会った、バターならではのミルキーで豊かな味わい。その感動を再現するバターケーキを日本でも作れないかと最初に試したのは「フレンチバタークリーム」だったそう。卵黄とシロップを泡立て、無塩バターに加える製法は、卵黄のコクと深い味わいが特徴だが、日本人の味覚にはやや重たすぎるのではないかという懸念も。

そんなときに出会ったのが、北海道・根釧(こんせん)地区の生乳から生まれた発酵バターだったという。

このバターは、生乳の美味しさはもちろんのこと、ドラム式のチャーン(クリームに刺激を与える装置)でじっくり仕上げるヨーロッパの伝統的製法を取り入れて手間暇をかけて作られ、世界の名だたるバターにも負けない伸びの良さ、華やかな香りと風味が特徴。

この発酵バターこそが、理想とする“ミルキーで軽やかなバターケーキ”の決め手となったそう。「これなら、フレンチバタークリームの製法でもしつこさがなく、バターの芳醇な香りがふわりと広がり、思わずもう一口食べたくなるはず――」そう確信を深めながら試作を重ねたシェフが、製菓マイスターとしての技術と感性を惜しみなく注ぎ込み、ついに完成させたのが「北海道バターケーキ」だ。

中の生地にはバタークリームと相性の良いマンデルマッセ(アーモンド生地)を採用。アーモンドパウダーを半分以上ブレンドして香り高く焼き上げたマンデル生地は、バタークリームのおいしさをさらに引き立てている。

小麦粉は、100％美瑛産の小麦を北海道江別製粉のF-ship(エフシップ=江別製粉が開発した小型製粉プラントの愛称)でオリジナルブレンドの小麦粉に製粉した「美瑛の空」を使用。小麦の風味と、口どけの良さを邪魔しないよう細かく砕いたアーモンドパウダーの香り、そして発酵バターのコクと甘味が一体となってご褒美気分を盛り上げてくれる。

イメージはバターを食べるバターケーキ

「北海道バターケーキ」は、バターを食べるバターケーキ、をイメージして、見た目はまるでバターのような仕上がりに。

中には、マンデルマッセ生地とバタークリームを重ね、真ん中に味わいのアクセントとしてキャラメルソースを忍ばせている。

また、パッケージもまるで本物のバターのようなユニークなデザイン。どこか懐かしさを感じるレトロな雰囲気と、洗練された佇まいが、贈り物にもぴったりの特別感を演出する。

北海道バターケーキは、1個入1,620円(税込)、2個入3,240円(税込)。販売店舗は、フェルムラ・テール美瑛の本店・札幌丸井今井店・新宿伊勢丹店・渋谷東急フードショー店・エキュート品川店で、8月9日(土)から発売予定。オンラインショップのみ8月7日(木)より先行予約受付中、配送は8月15日(金)以降となっている。

5つの味の「バターチーズサンド」

北海道美瑛町のフェルムラ・テール美瑛は、「自然に生きる」をコンセプトに、できるだけ国産で添加物を使用していない素材を使用したお菓子、パン、料理づくりを目指している。7月20日(日)には、新千歳空港クラフトスタジオ店もオープンした。

洋菓子シェフ兼開発者のバクサ・裕子さんは、ドイツで10年修行を積み、ドイツの国家資格であるドイツ製菓マイスターを取得。BERLIN, HOTEL PALACE, restaurant First Floor ミシェラン1つ星にてパティシエ経験もあり、発売以来シリーズ累計500万個を売り上げたフェルムラ・テール美瑛のシグニチャー「バターチーズサンド」を手がけたシェフでもある。

「バターチーズサンド」は、美瑛産のオリジナルブレンド小麦粉にほんの少し塩を効かせたサブレブルトン。北海道素材にこだわった5つの味のバターチーズクリームをサンドしており、「ダブルチーズサンド」「生チョコとチョコチップ」「アカシアはちみつとりんご」「抹茶と黒千石」「ハスカップとホワイトチョコレート」がラインアップしている。