【三重県大台町】「たべる奥伊勢ゆず胡椒」誕生!廃棄ゆず皮活用の新発想商品が県内で販売開始

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地域創生を基幹事業とするレッドホースコーポレーションは、三重県大台町の特産品「奥伊勢ゆず」の破棄皮をアップサイクルした新商品「たべるゆず胡椒」を開発。「道の駅 奥伊勢おおだい」、商業リゾート施設「VISON」などで販売を開始する。

廃棄ゆず皮をおいしく再生


「奥伊勢ゆず」は、香り高く、さわやかな酸味が特徴の三重県大台町の特産品。地域の農産物を農家から買い取り、商品の開発・生産・販売を行っている大台町の食品加工所・宮川物産では、これまでに「奥伊勢ゆず」を加工したサイダーやドレッシング、スイーツなどを製造してきた。

これらは、ゆず果汁を主原料とする製品で、その製造過程で毎年約25トンの皮や種などの副産物が発生していた。種やわたが混ざっているため、社内での再利用が難しく、やむを得ず廃棄していた状況だったという。

そこで、レッドホースコーポレーションはゆず商品の販売目標に対し、達成率が50%であることも受けて、廃棄予定の皮を使った商品開発を提案。試作用のゆず皮を預かり、商品化に向けた商品の試作に取り組んできた。そうして試作開始から2か月後、サンプル試食を大台町で行ったところ大好評となり、本製造へと進むことが決定。「たべる奥伊勢ゆず胡椒」が誕生する流れとなった。


「たべる奥伊勢ゆず胡椒」は、「奥伊勢ゆず」の特性を生かした一品。食べるラー油のように白ごはんや、ゆず胡椒と一緒に食べる機会が少ない餃子や蒸し鶏などにも合う、進化型のゆず胡椒だ。ゆず胡椒定番の素材である「柚子」と「唐辛子」の風味を引き立てながら、「ごま油」「こめ油」「大豆油」でじっくり炒めて「ごま」の香ばしさをプラス。「たくあん」をアクセントに加えることで、それぞれの素材の香りと旨味が絶妙に調和した味わいに仕上がった。


パッケージは、旧宮川村(現大台町) 父ヶ谷にある「牛鬼淵」で伝承される「牛鬼」をイメージしたデザイン。顔が牛で体が鬼という「牛鬼」がインパクト大のパッケージとなっている。「道の駅 奥伊勢おおだい」での販売価格は、75g/972円(税込)。


また、8月2日(土)には販売開始記念として「道の駅 奥伊勢おおだい」にて試食販売を実施した。試食した人からは「味が濃いので色々な食べ方ができそう」「大台らしいお土産がないからいいかも」など、絶賛の声があがった。


宮川物産が販路として持つ「VISON」でも販売が決定したほか、約10店舗での販売拡大が予定されている。

今後も、レッドホースコーポレーションは「奥伊勢ゆず」の皮を使用したアップサイクル商品の開発を進めていくとともに、大台町、宮川物産の協力のもと、大台町産の特産品を生かした新たな商品開発に取り組んでいくとしている。これらの活動を通じて、大台町の地域産品の認知向上とブランディングを図り、域内経済の活性化を目指していく考えだ。

地域資源で地域を元気に


レッドホースコーポレーションは、ふるさと納税のサポート業務に加え、地域特性を生かした課題解決型の商品開発に取り組んでいる。現在、全国50以上の自治体と連携し、100点を超える商品の開発実績を持つ。また、地域資源を活用した新しい地場産品開発だけでなく、地元生産者の原材料を生かした商品づくりや地元事業者とのコラボレーションなど、地域ブランドの構築や販路の拡大支援も行い、地域経済の活性化に寄与している。

今後も、地域の人や資源を活かした商品開発を通じて、地域を象徴する魅力ある商品を生み出し、にぎわいと活力のあるまちづくりを目指している。

新たな地域の魅力を発信する地域創生モデルとしても注目される「奥伊勢ゆず」のアップサイクル商品。その第一弾「たべるゆず胡椒」を味わいながら奥伊勢の魅力を再発見してみては。

道の駅 奥伊勢おおだい公式HP:http://www.okuise-odai.jp
VISON公式HP:https://vison.jp
レッドホースコーポレーション公式HP:https://www.redhorse.co.jp

(Kanako Aida)

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