
建設現場の休憩中に塩クッキーと飲料を楽しむ桑原組従業員
滋賀県高島市に本社を置く桑原組は、建設現場における熱中症対策の一環として、cafe marbleのパティシエ、畑中智香氏と共同で「塩クッキー缶」を開発した。
「塩クッキー缶」は、塩分を含んだ5種類のオリジナルクッキーを詰め合わせたもので、作業員の塩分・水分補給を楽しく継続的に行えることを目的としているという。
「塩クッキー缶」の開発背景を紹介
日本における夏季の平均気温は年々上昇傾向にあり、特に屋外で長時間活動する建設現場では熱中症リスクが深刻化している。建設業は、熱中症による労働災害の発生件数が高い業種の一つとして問題を認識しているという。
桑原組では、従来の水分補給や休憩時間の確保に加え、作業員が自主的かつ継続的に塩分補給を行える新たな仕組みが必要と考え、今回の「塩クッキー缶」開発に至ったという。
従来は塩分を含んだタブレットや飲料による補給が主流だったそうだが、桑原組では“食べやすく、仲間同士でコミュニケーションが取りやすい形”が有効であると考え、「どの味から食べてみる?」と現場で楽しく選べるクッキーという発想に至ったとのこと。今後は、同商品を飲料水とともに現場へ配布し、酷暑下で働く従業員の安全確保と健康維持を推進していくとしている。
注目は「スポドリスノーボール」
「塩クッキー缶」は、塩分補給を目的とした5種類の焼き菓子を詰め合わせたオリジナル商品。
いずれも塩を用いた塩クッキーだが、異なる食感や香りを持たせ、酷暑下でも食べやすく仕上げているという。
抹茶の香りと塩気をバランス良く調和する「塩抹茶サブレ」、チーズの濃厚さと胡椒の刺激を活かした味わいの「グラナパダーノペッパーショートブレッド」、カカオの苦味と塩味が引き立つ組み合わせの「塩ココアアーモンドディアマン」、スポーツドリンク風味を取り入れたユニークな一品「スポドリスノーボール」、軽やかな食感とトマトの酸味が特徴の「塩トマトクラッカー」が入っている。
中でも開発試食会で好評だったスポーツドリンク味の「スポドリスノーボール」クッキーは、現場にいる人々に食べてもらいたい一品となっているという。
デザインにもこだわったというクッキー缶のパッケージにも注目だ。
パティシエの畑中さんのコメントを紹介
cafe marbleのパティシエの畑中智香氏は、「“熱中症対策のためのお菓子“というものを今まで考えたことも聞いたこともなかったので、純粋におもしろいな!と思い一緒に開発をさせていただきました。パティシエとして私が大事にしている“自分の作り出したもので人を笑顔にしたい”という想いでいろんなアイデアが浮かび、桑原組さまとの企画を通して塩クッキーで元気をお届けできることを嬉しく思います。暑い中汗を流して働かれる現場の方々に直接はお会いできなくても、美味しいクッキーたちを、選び、口に運んだ時のサプライズで笑顔になってもらったり、少しでもお力添えできると嬉しいです」とコメント。
なお、cafe marbleは店でじっくり焼き上げるキッシュやタルトと、食器や家具までこだわった心地いい空間が自慢のカフェ。仏光寺店と智恵光院店の2店舗を運営している。
シンプルに、丁寧に、ゆっくりと。素材そのものの味を大切に、毎日心をこめて手づくりしているという。
休憩時間のコミュニケーションを有意義にしたい
桑原勇人取締役副社長は、「熱中症を含めた建設現場における労働安全は、私たち建設会社にとって最も重要な課題の一つです。塩クッキーは、ただの塩分補給だけではなく、休憩時間のコミュニケーションを有意義にしたいという想いがあります。従業員が笑顔で健康に働ける環境を整えることが、桑原組の使命であると考えており、また、様々なタレント性を持った素敵な方々とコラボレーションすることで課題を解決し、地元を盛り上げる活動は今後も精力的に取り組んで参りますのでご期待、応援いただけますと幸いです」と話す。

塩クッキーと飲料で塩分補給を行う桑原組の現場監督たち
桑原組では、まず自社現場における塩クッキーの配布を通じて効果検証を行った後、販売への展開も視野に入れているそう。今後も建設現場の安全性と快適性を高めるための取り組みを継続し、社会的課題の解決に貢献していくとしている。
桑原組が開発した「塩クッキー缶」の今後の展開に注目だ。
桑原組 公式HP:https://kuwahara-group.com
cafe marble 公式HP:https://www.cafe-marble.com
(ソルトピーチ)
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