東京都「APT Women」第10期にMagicHolicを採択。STORYS.JPとショートアニメ制作へ

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APT Women 10期生(2025年9月撮影)

AI技術を活用したショートアニメ制作・配信プラットフォームの開発・運営を手掛けるMagicHolicが、東京都女性ベンチャー成長促進事業「APT Women(アプト ウィメン)」第10期に採択されたことを発表。また、人生物語プラットフォーム「STORYS.JP」を運営するOXNY LABとのパートナーシップを締結し、ショートアニメ制作をスタートした。

MagicHolicのAI制作エンジンで課題を解決

「APT Women」は、Acceleration Program in Tokyo for Womenの略で、東京都が実施する女性起業家の成長を支援するアクセラレーションプログラム。第10期には多数の応募の中から、MagicHolicを含む優れたビジネスモデルを持つ企業が選出された。

現在、日本のマンガ・アニメ産業は、3つの構造的課題を抱えているのだそう。

1つ目は「グローバル展開の壁」。年間12,000作品以上発表される新作マンガの97.4%が、海外市場に届いていないという。

2つ目は「メディアフォーマットの壁」。海外ファンの87.5%は、「アニメは観るがマンガは読まない」のだそう。

3つ目は「制作コストと時間の壁」。従来のアニメ制作は1話約500万円で、制作スタジオは7年待ちとのことだ。


MagicHolicは、独自開発のAI制作エンジンにより、これらの課題を解決。「コスト革命」として、従来の1/60のコストで高品質アニメーション制作、「スピード革命」として、制作期間を年単位から月単位に短縮、「グローバル革命」として、10言語以上での同時展開を実現するとしている。



また、OXNY LABが運営する「STORYS.JP」は、「物語の力」を信じ、人々の人生の物語を共有するプラットフォームとして、映画『ビリギャル』の原作となった投稿が生まれた場所。このたび、「STORYS.JP」が保有するコンテンツIP群から、海外展開に適した作品を選定し、MagicHolicのAI技術でショートアニメ化する取り組みがスタートした。

5タイトルのショートアニメ制作に着手

両者は、5タイトルのショートアニメ制作に着手しており、各作品は3〜5分の縦型動画フォーマット。日本語・英語・中国語での多言語展開で、YouTube、TikTokなど主要プラットフォームで順次公開される予定だ。

2025年度目標は、15〜20作品/四半期の制作体制確立、主要プラットフォーム合計チャンネル登録者数5万人達成、IPライセンス30タイトル獲得。

2030年のビジョンとして、50カ国、500万人のファンに1,500作品以上を配信、日本発のグローバルエンターテインメントプラットフォームとして確立を目指している。


MagicHolicの代表取締役CEO・水上渚氏は、「APT Womenへの採択とSTORYS.JPとのパートナーシップという2つの大きなマイルストーンを同時に達成できたことを大変嬉しく思います。STORYS.JPが大切に育んでいる『物語の力』を、AI技術を通じて世界中のファンに届けることで、日本の優れた物語文化の新たな可能性を切り拓いてまいります。東京都のサポートを受けながら、グローバル市場での成功を目指します」とコメント。

MagicHolicとOXNY LABが世界に発信するショートアニメの配信を、楽しみに待とう。

MagicHolic:https://magic-holic.com
OXNY LAB:https://www.storys.jp

(佐藤ゆり)

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