八王子市と日本コンベンションサービスは、伝統工芸や製造業など、市内の工場・工房33か所を現地で見学・体験できるイベント「八王子オープンファクトリー2025」を11月22日(土)・23日(日)の2日間、10:00〜16:30に開催。八王子駅、西八王子駅、高尾駅周辺エリアで実施する。
八王子の先端技術と伝統産業を体験
「八王子オープンファクトリー」は、伝統産業はもちろん、様々な先端技術を持つ八王子市内の企業を広く知ってもらう目的で開催する体験型イベントだ。
3回目となる今回の参画企業は33社にのぼり、本格的な技術や素材に触れることができる大人を対象にした体験「プレミアム」を初開催する。
「プレミアム」では、多摩織伝統工芸士で「現代の名工」に選ばれた澤井伸氏が本格織機で織るウールストールオーダー体験、八王子産米で作る日本酒醸造所見学と専用ラウンジでの生酒と料理のペアリング体験、千年以上の歴史を持つ精緻な伊勢型紙を使って半衿を作る江戸小紋の全工程体験、ホップやスパイス、酵母など地域の素材を多く使用している高尾のマイクロブルワリーでの麦汁絞りとクラフトビール飲み比べ体験など、12種類の体験ができる。
このほか、八王子の魅力を楽しむことができるワークショップや工場、工房見学も充実。ワークショップや工場、工房見学を通じて、八王子の魅力を楽しむことができるイベントとなっている。
主なプレミアム体験
「プレミアム」での体験をいくつか紹介する。
澤井織物工場では、11月22日(土)・23日(日)に、お好みの色の糸を選び、「現代の名工」澤井伸さんが本格織機で織るウールストールの特別オーダー体験や、澤井さん直伝の手織機コースター作り体験ができる。料金は22,000円だ。
東京八王子酒造では、同じく11月22日(土)・23日(日)に、杜氏が案内する八王子産米で作る日本酒醸造所見学、日本酒の飲み比べ、蔵元から聞く酒造り講座に参加できる。
料金は11,000円。見学後は専用ラウンジ「蔵人舞姫」にて3種の生酒と料理を堪能でき、詰めたての生酒のお土産が付く。
東京染小紋 石塚染工では、11月23日(日)に、江戸小紋の全工程(糊型付け、染料作り、蒸し、糊落とし)を一日で体験できる。希少な伊勢型紙を使い、江戸時代から続く五代目の手ほどきを受けながら江戸小紋の半衿を製作する。料金は23,000円だ。
高尾ビールでは、11月22日(土)・23日(日)に、ホップやスパイス、果実など地域の素材を活かしてクラフトビールを作り出すマイクロブルワリーの醸造所見学と麦汁絞り体験、季節のクラフトビール飲み比べができる。料金は9,000円となっている。
子どもから大人まで楽しめるワークショップ・工房見学
ワークショップでは、磯沼ミルクファームが11月22日(土)に牛の乳搾りとバター作りで酪農の仕事を体験させてくれる。料金は1,200円だ。
また、吉匠建築工藝は11月22日(土)・23日(日)に、木材の香りを感じる近さで宮大工の技を見学し、かんな削りや組木を無料で体験できる。
工房では、大蔵木工所が11月22日(土)に、一つの角材から削り出す「東京こけし」の絵付け体験を1,500円で楽しめる。
工場では、葵製作所が11月22日(土)に、高精度なレーザー加工機でつくられた金属パーツを使い、2次元から3次元の立体へと組み上げるメタルクラフト体験を1,000円で楽しめる。
シーアイエスは11月22日(土)に、はんだを使ってぴかっと光る自分だけのスイッチ作りを無料で体験させてくれる。
さらに、そろはむは11月22日(土)に、ヨーヨー・こまの組立体験と遊び方のコツのレクチャーを提供。料金は1,000円となっている。
八王子の伝統と技術が詰まった「ものづくり」の世界を体験しに「八王子オープンファクトリー2025」へ参加してみては。
■八王子オープンファクトリー2025
開催日時：11月22日(土)・23日(日) 10:00〜16:30
開催場所：八王子市内の工場・工房33か所
(エリア：八王子駅～西八王子駅～高尾駅周辺エリア)
イベント特設サイト：https://site2.convention.co.jp/hachi-of/
※各体験には予約が必要な場合がある。予約方法、料金、場所等の詳細はURLから確認を。
(丸本チャ子)
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