
岡山県総社市にある「岡山県立大学」は、リカレントプログラム「ハレリカ」を開講した。
企業の中核を担う人材や経営者に向けた学習プログラム

ハレリカを支援するデジタル・ナレッジ
岡山県立大学は、文部科学省「リカレント教育エコシステム構築支援事業」に採択され、企業の中核を担う人材や経営者を対象とした学習プログラム・ハレリカを開始。「ハレリカ」は、ハレの国のリカレントを意味する。
経営・デザイン・DX・キャリアアップなど、社会人の多様なニーズに応える学び直しプログラム。受講科目、受講時間、受講形式を柔軟に組み合わせられる「オーダーメイド型」が特徴だ。仕事の空き時間やオフ時間を活用し、質の高い専門的な学びができる。
なお、東京都台東区のeラーニング専門ソリューション企業「デジタル・ナレッジ」が運営する、決済システム連携機能付きの学習管理システム「N-AcademyBIZ(エヌアカデミービズ)」が支援をしている。
2025年度は7講座を開講

デジタル・ナレッジの決済システム連携機能付きの学習管理システム「N-AcademyBIZ」
2025年度は7講座の開講を予定している。
「データサイエンス・AI利活用(基礎編)」は、リモートのみで開講。DX推進の鍵となるデータサイエンス・AI技術を体系的に学習するもので、統計分析から機械学習、生成AI活用、AI倫理まで幅広くカバーする。理論だけでなく演習を通して実践力も身につけられるのが特徴。
「コンピュータセキュリティ」は、対面・リモートの双方で開講する。コンピュータとセキュリティの基礎を学び、仕事で使うコンピュータを、日々巧妙化するサイバー攻撃の危険から守る。また、実際の攻撃事例を分析し「なぜ被害が起きたのか」「どうすれば防げたのか」を理解し、実践的な対策を身につけることを目指す。
「失敗から学ぶ」は、対面のみで開講。行政の支援策や企業の組織づくりにおける失敗の本質を、中国経済産業局の担当者や岡山のトップ経営者と共に徹底的に議論する。「なぜ失敗したのか」「どうすれば成功に変えられたのか」を追体験し、どんな状況でも活路を見出す「雑草型リーダー」としての実践的な思考力を養う。
「学習する組織構築論」は、リモートのみでの開講。知識の共有の促進、建設的な対話の場の設計、心理的安全性の確保といった実践的なアプローチを通じて、組織変革を担うスキルと姿勢を体系的に学べる講座だ。受講者が自らの現場で「学習する組織」を創出し、推進できることをゴールとする。
「デザイン思考」は、対面・リモートの両方で開講する。デザイン思考は、将来の予測が困難なこの時代に、画期的な商品やサービスを生み出すための思考法として世界中の企業が注目している。チームでの演習を通じて、頭で理解するだけでなく、「身体で覚える」ことで、イノベーションを生み出すための実践的なマインドセットと手法を習得する。
「時事と歴史を読む」も、対面とリモートの両方で開講。「地方創生」「半導体産業」「国際情勢」といった現代社会の重要テーマを、歴史という「縦軸」で深く読み解く。岡山の第一線で活躍するジャーナリストやアナウンサーを講師に迎え、情報の裏側にある背景を理解し、複雑な課題を構造的に捉える分析力と自らの意見を的確に述べる表現力を鍛えることを目的にしている。
「機能性食品開発学概論」は、リモートのみの開講になる。健康志向が高まり、市場が拡大する「機能性食品」について、企画から研究開発、販売戦略、特許や商標といった知的財産戦略まで、商品開発に必要な全プロセスを体系的に学ぶ。第一線で活躍する多彩な講師陣から、すぐにビジネスで使える実践的な知識とスキルを習得できる。
次年度以降も開講科目の充実を予定
岡山県立大学では、2026年度以降もニーズ等をふまえて開講科目の充実を予定する。
予定している講座として「テクノロジーとビジネスの変革」「イノベーションを読む発想法」「岡山の歴史と文化」などがある。
ハレリカの講座を受講してスキルを磨き、ビジネスでのさらなる活躍や起業などに生かしてみては。
■ハレリカ
運営者:
岡山県立大学 地域創造戦略センター イノベーション創出・リカレント教育推進室
詳細・申込み:https://www.oka-pu.ac.jp/harerika
(淺野 陽介)
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