京都府北部の「海の京都」エリアである京丹後市・福知山市・綾部市・舞鶴市・宮津市・与謝野町の9酒蔵が、工夫を凝らした蔵開きや試飲などを行うイベント「tantan kura around in 海の京都 2025(愛称：たんくら)」が、5月24日(土)と31日(土)の10時〜17時に開催される。
京都府北部の「海の京都」エリアの地酒を楽しむ
日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録され、大阪・関西万博も開催されるなかで、日本人にもインバウンドの人にも「日本酒」がさらに注目されている。
そんな中、丹後・丹波で2024年まで開催されてきた酒イベント「丹後天酒まつり」が、バージョンアップして開催されるのが「tantan kura around in 海の京都 2025」だ。
京都府北部の「海の京都」エリアにある9つの酒蔵が、各日程で5蔵ずつ、工夫を凝らして蔵開きや試飲などを行う。蔵ごとに新酒や蔵自慢の銘酒を気軽に飲めて地元の味覚を楽しみながら、気にいったお酒を購入することもできる参加型のイベントだ。
個性豊かな丹後と丹波の9蔵が参加
「海の京都」エリアの各蔵元では地域性をいかした個性ある酒造りを行っている。同イベントは、人口減少、過疎化の波が押し寄せる同地域で醸されている地酒の美味しさを、年代問わず感じてもらい、今後も日本の伝統文化のひとつとして「日本酒」を継承していくことを目的としている。参加9蔵が思い思いのおもてなしを考え準備している。
「kura around」とは蔵を巡るという意味だけではなく、蔵を中心にそのまわりの歴史的な場所や観光名所、地元の人間だけが知る隠れスポットなども含めて訪ねて廻ってほしいという意味が込められている。蔵自慢の地酒を味わい、その地域の魅力を感じてもらい、海の京都エリア全体の活性化に繋げていく。
地域の銘酒と地産地消グルメを味わえる蔵めぐり
5月24日(土)は、京丹後市「熊野酒造」「木下酒造」、与謝野町「谷口酒造」「与謝娘酒造」、宮津市「ハクレイ酒造」にて開催。31日(土)は、京丹後市「白杉酒造」、福知山市「東和酒造」、綾部市「若宮酒造」、舞鶴市「池田酒造」、宮津市「ハクレイ酒造」(同蔵のみ2日間)にて開催。
蔵ごとにその個性を生かし、趣向を凝らして来場者を迎えてくれる。
蔵見学のほかにも、ふるまい酒や個性あふれる日本酒の試飲コーナー、地域のおすすめグルメも用意。またバンドによる演奏やクイズ、ゲームなど、子どもも楽しめるイベントになっている。車で送迎をする「ハンドルキーパー」には、ちょっぴりプレゼントを用意されているというのも嬉しいポイント。今年初登場の新酒から熟成酒、蔵出しの秘蔵酒まで、存分に味わおう。
SNSフォトコンテストとデジタルスタンプラリーも開催
京都・丹後 丹波の地酒を楽しむ周遊型イベントとして、「SNSフォトコンテスト」と「デジタルスタンプラリー」も開催する。
「SNSフォトコンテスト」は、9つの酒蔵を巡って蔵元での写真などベストショットを撮影し、写真にハッシュタグ「＃tankura2025」をつけてSNSに投稿する。優秀作品には素敵な賞品をプレゼント。「デジタルスタンプラリー」は、Tantan kura around 公式LINEを登録し、各蔵でスタンプを手にいれる。全蔵訪問した人にはプレゼントが用意されている。
バスツアーや京都丹後鉄道フリー切符も登場
1日で5蔵をめぐるバスツアーが、大阪府・梅田発着と京都府・福知山駅発着(一部久美浜駅発)で運行されるので、利用してみよう。申込などの詳細はイベント公式サイトにて確認を。
また、風光明媚な「海の京都」エリアを運行する人気の「京都丹後鉄道」は、イベント開催にあわせて特急にも使えるフリー切符「ワンデーパス」2,500円を発売。福知山、大江、西舞鶴、宮津、天橋立、豊岡の各駅にて、5月17日(土)頃より発売予定。飲食券500円券2枚、計1,000円が含まれているお得な切符なのが嬉しいポイント。この機会に蔵のある町や周辺の観光地へ足を運んでみよう。
「tantan kura around in 海の京都 2025」に参加して、「海の京都」エリアの地酒を味わって、地域の魅力も楽しんでみては。
tantan kura around in 海の京都 2025公式サイト：https://www.tantan-kura-around.com
京都丹後鉄道 公式サイト：https://trains.willer.co.jp
(山本えり)
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