
北海道旧常呂町(北見市)
日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、北海道旧常呂町(北見市)を写真とともに紹介する。
Vol.447/北海道旧常呂町(北見市)
北見市が北海道で最も大きな市だと、今まで知らなかった。東西の距離はなんと110kmほどある。箱根駅伝は往路(復路)のコースが、110kmに満たない。つまり、北見市の往復だけで箱根駅伝ができちゃうわけである。とんでもない広さだ。
また、ミーハーで恥ずかしいけれど、常呂はカーリングのイメージが強い。まさしく「ロコ・ソラーレ」の活躍を見ていたからだ。カーリング場である「アドヴィックス常呂カーリングホール」に訪れてみた。外観もすごく大きい。中に入っていいのかどうかわからなかったけれど、ほかの観光客のご夫婦が、同じような心地でおそるおそる入っていく。すぐに出てこない。む、ならばと入ってみる。事務局の人と目が合う。ちょっと近づいてきた。あ、特に何もない。なら今は大丈夫なんだ、と安心する。

空が気持ちいいなあ

オホーツク海と青空と暮らしと

常呂総合支所

バンクシーみたいな

夏は短し、急げよ海へ

アドヴィックス常呂カーリングホール。とても大きな施設だった

栄浦漁港。キラキラと

ワッカ原生花園にも
館内では写真は撮らなかったけれど、コースが6レーンあって、ボーリング場のように縦から見ることができた。感想はとにかく「広い!」だ。「長い!」でもある。丸い円の奥側まで含んだ全体のレーンの長さは、45.72m。ボーリング場のレーンの長さは、その半分以下。つまり、ボーリングの倍の長さがあるわけだ。びっくりしたなあ。テレビで観ていると、「惜しい!」なんて生意気なことを思ってしまうこともあったわけだけれど、こりゃあ、無理だわ。というか、ナイスショットしている人たちが、凄すぎる。
ちょうど、男性ふたりが練習をしていた。はっきり言って、カッコ良いんだな。長袖長ズボンの立ち姿、踵が持ち上がって見えるカーリングシューズ。見た目がオシャレで、惚れてしまう。あと、気づいたことがあって、助走してストーンを投げるまでの距離が短いと思った。もしかしたら試合では違うのかもしれないけれど、「ここに来るまでに投げてください」の位置が、結構すぐ手前にある。だから、コントロールも難しそうだ。
いつか、体験できる機会があったら、すごくやってみたい。
(仁科勝介)
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式X:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247
The post 【北海道旧常呂町(北見市)】常呂らしい風景とカーリングと first appeared on ストレートプレス:STRAIGHT PRESS - 流行情報&トレンドニュースサイト.