不妊治療患者をはじめ、不妊・不育症で悩む人をサポートするセルフサポートグループFineは、世界不妊啓発月間となる6月に、誰もが自分らしく選べる社会に向けて、啓発イベント「世界不妊啓発月間2025 ~不妊・不育症への理解を広げ、誰もが選択できる未来へ〜」を、専用アプリによるオンラインと対面でのリアルイベントで実施する。
日本の不妊治療の現状
日本では不妊治療が保険適用となり3年が経ったが、「不妊は一部の人の特別なこと」「不妊治療をするなら仕事は続けられない」など、依然として周囲の理解が得られず苦しんでいる当事者が多く、社会の理解が進んでいないのが現状だ。
このような状況が続く限り、不妊・不育症を不安に感じ、周囲に相談できず悩みを抱え込んでしまう人が増えることが危惧されている。
他方で、世界不妊啓発月間はWHO(世界保健機関)の提唱により世界中で実施されている啓発活動では、不妊・不育症に対する正しい理解を広め、当事者が孤立せず自分らしいライフプランを選択できる社会を目指している。
身体と心を整え、不妊治療を考えるきっかけに
そこで、今年度は「歩く」という日常の動作を通じて、不妊や不育症に対する正しい理解と対話のきっかけを社会に広げていく、ウォーキングイベントを開催。個人の身体と心を整えると同時に、当事者や支援者、関心を持つすべての人がつながり、共に学び、声を届ける“ムーブメント”として社会全体を巻き込む機会となっている。
イベント開催概要
専用アプリによるオンライン参加のウォーキングチャレンジは、6月1日(日)〜30日(月)の期間で開催。啓発月間にあたる1か月間、歩いた歩数が寄付につながるアプリ「minpo」を使って歩数を記録するチャレンジとなっている。
参加は、スマホからアプリ「minpo」をダウンロードし、「Fine」で検索。初めて「minpo」を利用する際にはユーザ登録が必要だ。
リアルウォーキングイベントも開催
また、6月15日(日)には東京都千代田区の皇居周辺でリアルウォーキングイベントを開催。
不妊・不育症への理解促進を目的としており、当事者はもちろん、その家族や友人、企業担当者、医療・行政関係者、学生など、誰でも参加できる。
内容は皇居外周を1周し、約5kmのウォーキング。「minpo」アプリをダウンロードし、イベントページ〈皇居5kmウォーキング〉で エントリーした後、当日9:30以降受付でチェックインすると参加できる。
開催時間は10:00〜で、集合場所は皇居外苑 桜田門 時計塔前にて。歩きやすい服装の着用や、シューズや飲み物(日差し対策必須)持参での参加をお願いしている。
荷物の預かりはなく、各自荷物を身につけてウォーキングを実施(ロッカー利用は個人判断)。
小雨決行・荒天中止で、前日17:00に公式ホームページ、「minpo」、SNSで案内する。なお、安全面確保のため、ウォーキングで実施する。
広報誌「Fine Connection」を配布
そのほかにもFineでは、全国の医療機関・自治体・協力企業に向けて、広報誌「Fine Connection」を1,000部配布。企業の不妊に関する取り組み事例や支援制度などを紹介している。
誰もが自分らしく選べる社会に向けた啓発イベントに、参加してみては。
■ウォーキング大会(リアルイベント)開催概要
日時:6月15日(日) 10:00〜
場所:東京都千代田区 皇居外苑
集合場所:皇居外苑 桜田門 時計塔前
内容:皇居外周1周 約5kmのウォーキング
イベント概要ページ:https://www.world-infertility-awareness.jp
(丸本チャ子)
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