長野県諏訪郡原村の「八ヶ岳農業大学校」は、約10ヘクタールにおよぶ花畑「八ヶ岳ガーデンプロジェクト」を、6月14日(土)~9月28日(日)の期間に入園料無料で一般公開している。
広大な敷地で耕畜両面の実践的な農業を学ぶ
「八ヶ岳農業大学校」は、1938年に標高1,300mの八ヶ岳の麓に開校した。総面積267ヘクタール(東京ドームの敷地面積の60倍以上)の広大な農場のキャンパスで、実習生が畑作、花卉、酪農、養鶏など耕畜両面の実践的な農業を学んでいる。
毎年、1万人近い小中高生向けに農業体験学習を実施しており、2024年からは一般向けに「八ヶ岳農業大学校 体験ワークショップ」を提供。校内には直売所も設置され、生乳100%の牛乳や乳製品、実習生が育てた高原野菜や花々などを販売している。
10ヘクタールに100万株の花を用意
「八ヶ岳ガーデンプロジェクト」では、世界に誇る八ヶ岳で「農業× 観光(アグリツーリズム)」をテーマに、新たな価値を生み出していく。
約2ヘクタールの花畑5つに、ジニアやサルビアなど色とりどりの花々を、合計で約100万株準備している。八ヶ岳を背景にした広大な大地では、6月末~7月上旬「ワイルドフラワー」、7月初旬「ネモフィラ」、7月末~8月「ジニア」、8~9月に「サルビア」が見頃を迎える予定。7~9月には、1列ずつ異なる品種の花が31列のストライプに咲く「カラーズ(COLORS)」が見頃となる。
生育状況によって、花の見頃が変わる可能性があるので、花の状況や悪天候による閉園などの最新情報は公式SNSでチェックしてみて。
校内で育った食品やそれを使ったフードなどを販売
また、花畑だけでなく、さまざまなアクティビティやショップがあり、八ヶ岳の広大な農場で非日常体験を楽しむことができる。
「直売所」では、同校の牛乳や、
その牛乳を使用したソフトクリーム、アイスクリーム、平飼いの鶏が産んだ卵、実習生が育てた高原野菜、特別農法の糖度約10度のトマト、通常の約10倍の時間をかけて燻製したベーコン、地元の特産品などを販売している。
土日祝と8月9日(土)〜17日(日)は、直売所付近にキッチンカーも登場し、つくね丼やプレミアムベーコン丼をはじめ、フードや飲み物を販売。目前にある入場無料の芝生広場で、ピクニックを楽しむこともできる。
収穫体験などのアクティビティも楽しめる
7月26日(土)・27日(日)は「花畑を空から臨む気球イベント」、7月下旬〜は畑で収穫してBBQを楽しむ「夏野菜収穫BBQ」、8月には「生トウモロコシ収穫体験」を実施。
約1時間で校内を楽しめる「農場ツアー」も行われる。体験やツアーの詳細は、公式サイトやSNSでチェックしてみて。
また、今年4月にオープンした入場無料の「泥んこパーク」では、泥遊び道具や水シャワーが完備されているので、気軽に楽しむことができる。
プロデューサーやデザイナーと実習生が推進
同プロジェクトのプロデューサーには、あしかがフラワーパークの来場者数を年間100万人超に、はままつフラワーパークの来場者数を年間77万人超に急成長させた塚本こなみ氏が就任。
ガーデンデザイナーには、はままつフラワーパーク、中之条ガーデンズ、代々木公園TPGAなどの公共ガーデンをはじめ、数々のガーデンデザインを30年以上手掛けてきた吉谷桂子氏が就任する。さらに、同校の花卉部門の農業技術を活用し、実習生が中心となって推進していく。
5月末~6月初旬に実施したジニアとカラーズの40万株の苗植えには、延べ約250人のボランティアが参加した。
標高1,300mの八ヶ岳の麓に位置し、晴天率が高く日照時間が長いため、花の色が鮮やかになりやすい気候に恵まれている。この地ならではの特性を活かし、美しい八ヶ岳を額縁にして、色鮮やかな花々と緑の景色を楽しんでもらえるよう、地域の人をはじめ、多くの人と共に花畑を育んでいく。
「八ヶ岳農業大学校」の「八ヶ岳ガーデンプロジェクト」訪れて、たくさんの花やフードなどを楽しんてみては。
八ヶ岳ガーデンプロジェクトURL:https://yatsunou.jp/garden
八ヶ岳農業大学校
住所:長野県諏訪郡原村17217-118
開園時間(6月14日~9月28日):10:00~16:00 無休
※悪天候の場合は閉園の可能性がある
駐車場:600台(当面無料)
HP:https://yatsunou.jp
Instagram:https://www.instagram.com/yatsunou.since1938
(山本えり)
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