ありそうでなかった無地グレーのキッチンパネルがtoolboxから登場。キッチンに新常識！

「自分の空間を編集するための“道具箱”」をコンセプトに、内装に関わる商品とアイデアを提案している「toolbox(ツールボックス)」は、7月31日(木)、新商品「マットカラーのキッチンパネル」を発売した。

リビングとつながるキッチン空間づくりに

リビングと一体的なオープンキッチンの人気が高まる中、キッチンはインテリアの一部として捉えられるようになってきた。

リビングとの調和が前提となり、仕上げ材にも“空間になじむ見た目”が求められている。

「マットカラーのキッチンパネル」は、水まわり設備でありながら、リビングの一部として空間全体と調和するパネル。

白の艷ありや柄入りが主流だったキッチンパネル市場に、空間になじむ“無地グレー×マット質感”という新たな選択肢を提案している。

従来のキッチンパネルは、吊戸棚とキッチン本体の間を埋める機能材として、白く光沢のあるタイプが主流だった。これは、汚れの落としやすさや清潔感を重視し、暗くなりがちな独立型キッチンを明るく見せるためだそう。

グレートーンの製品も存在していたが、大理石調やマーブル調などの柄物が中心。無地でマット、段階的なグレートーンの仕様は、ほぼ市場に出回っていなかったと「toolbox」は語る。

近年のインテリアトレンドでは、インダストリアル、北欧スタイルに加え、アースカラーや無彩色と天然素材を組み合わせた「Japandi(ジャパンディ)」スタイルが注目されつつある。グレートーンは、その象徴的な色味のひとつだ。

大手壁紙メーカーの新作でもグレートーンのバリエーションが拡充されるなど、住宅業界全体で白からニュアンスカラーへのシフトが進んでいるという。

一方でキッチンパネルジャンルおいては、依然として選択肢が少ないのだとか。「toolbox」には、2024年まで展開していた「塗装のキッチンパネル」シリーズのグレーモデルが廃番となって以降、再販を望む声が継続的に寄せられていた。

あわせて、リビングと連続するオープンなキッチン空間の中で、壁材として“背景になじむキッチンパネル”を選びたい際に、十分な選択肢が存在していない現状にも「toolbox」は課題を感じていたという。

こうした背景のもと、「toolbox」が新たに提案しているのが「マットカラーのキッチンパネル」だ。

新商品は、不燃材でありながら、空間に溶け込むような“無地×マット”の仕上がりとグレートーンの展開が特徴。“リビングと調和したキッチンを引き立たせ、背景として整える”、そんな空間づくりを求める人にフィットする製品だ。

部屋になじむグレイッシュカラー4色に、ホワイトとブラックを加えた全6色で、数あるグレーの中でも今回選んでいるのは青みを抑えたグレートーン。

フローリング、家具など、木が使われている住空間に合わせやすく、木目の印象を引き立てる色調で揃えられている。また、ダークグレーとブラックは指紋レス仕様で、実用性も兼ね備えている点も特徴だ。

光の反射を抑える、艶なしのマット仕上げな点も特徴のひとつ。細かな凹凸のあるエンボス加工により、“柄なし・マットで落ち着いた質感”の仕上がりで、ナチュラル、北欧、インダストリアルなど、どのようなスタイルにも対応している。

さらに、表面は特殊なUV塗装によって、傷・汚れ・指紋に強く、高い耐久性を確保。本来は公共施設での使用を想定して開発された耐久性のため、住宅用としては十分すぎるほどのスペックだ。

不燃認定品のため、内装制限のある厨房や店舗、水はねが気になる洗面まわりなどにも安心して使える。

「マットカラーのキッチンパネル」の価格は、W910×H1820 (3✕6) 2枚1setが￥23,800(税込)〜。

W910×H2420 (3✕6) 2枚1setが￥31,600(税込)〜だ。

「マットカラーのキッチンパネル見切材」も販売しており、サイズはL2730mmで価格は￥4,800(税込)だ。

いずれもカラーはブラック、

ダークグレー、

グレー、

ライトグレー、

サンドグレー、

ホワイトを展開している。

「toolbox」は、「自分の空間を編集するための“道具箱”」をコンセプトに、内装建材やリノベーションサービスなど、7月時点で約2,200点を提供しているウェブショップ。

仕上げ材から設備機器、家具、照明、小物パーツまで内装全般を取り扱い、オリジナル商品も多数。サイトでは、部屋づくりの参考になるイメージやアイデアも公開している。東京・目白と大阪・中津にショールームがあり、商品を実際に見て確かめることも可能だ。

「toolbox」の無地グレー×マットな質感のキッチンパネルを、自宅に取り入れてみては。

(丸本チャ子)