8/21「献血の日」に向け7地区の主要駅で広告を掲出！剥がして持ち帰れるステッカーも

日本赤十字社は、8月21日(木)の「献血の日」に向けて、献血を普及啓発するための施策を実施する。今年は6月から実施している施策「THINK献血」の一環として、学生献血推進団体の全国代表組織「全国学生献血推進実行委員会」の協力を得て、献血への理解・協力を呼びかける。

8月21日は「献血の日」
学生ボランティアが献血呼びかけなどの活動を実施
「THINK献血」のきっかけとなるステッカーを制作
交通広告掲出場所をチェック
今後もCM放送展開や「はたちの献血」を実施予定

8月21日は「献血の日」

1964年(昭和39)年8月21日、日本政府が『輸血用血液を献血により確保する体制を確立』することを閣議決定した。このことから、毎年8月21日は「献血の日」とされている。

そんな「献血の日」制定には、学生の献血運動が大きく関わっていたという。昭和30年代に入り、売血による弊害が次第に拡大し社会問題として注目されるなか、この売血を追放しようと1962(昭和37)年に結成されたのが、現在の「全国学生献血推進実行委員会」の前身となる「日本赤十字社献血学生連盟」だ。学生らは売血の実態を潜入調査によりレポート、売血制度の弊害と献血の重要性を訴えた。次第に、それらの調査がマスコミなどでも大きく取り上げられたことで、売血追放キャンペーンにも繋がっていった。その後、1964年(昭和39)年8月21日に「献血推進について」閣議決定し、その後も献血の重要性を全国各地でPRする活動を続けている。

学生ボランティアが献血呼びかけなどの活動を実施

現在も、学生による献血推進活動は続いており、全国で218団体、個人での参加も含めると約5,000名がボランティア活動に参加している。各都道府県の学生献血推進団体の全国代表組織「全国学生献血推進実行委員会」では、学生同士での意見交換や主に若年層へ献血推進献血について広めることを目的に、高校や大学内での献血協力の呼びかけや、全国統一キャンペーンの企画やイベントを企画するなど、献血推進に大きく寄与している。

8月・9月も、学生ボランティアが献血協力呼びかけなどの活動を実施。スケジュール詳細は、下記リンクから確認できる。

「THINK献血」のきっかけとなるステッカーを制作

また、全国7地区の主要駅で、交通広告枠を活用したピールオフ広告(ステッカーなどのアイテムを広告から剥がして持ち帰ることができる広告)を実施。

全国学生献血推進実行委員会の協力を得て、「私たちと一緒に、献血のことちょっとTHINKしてみませんか？」というコピーで献血への理解・協力を呼びかける。

ピールオフ広告の掲出にあたって、献血をより身近に感じてもらい、「THINK献血」のきっかけとなる、キャンペーンオリジナルのステッカーを15種制作。献血推進キャラクターの「けんけつちゃん」をはじめ、「THINK献血」ロゴや、献血協力への感謝の気持ちを込めた「THANK献血」ロゴ、その他献血への親近感が湧いてくるメッセージの書かれたステッカーなど、多彩なデザインが施されている。