コープこうべが低利用魚を活用した「兵庫県産クロダイ使用ちぎり揚げ」を数量限定発売

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コープこうべは、低利用魚を活用した「兵庫県産クロダイ使用ちぎり揚げ」を、9月5日(金)~7日(日)の期間、コープミニを除く店舗にて数量限定で販売する。

「兵庫県産クロダイ使用ちぎり揚げ」デビュー!



「兵庫県産クロダイ使用ちぎり揚げ」を作る際、神戸で水揚げされたクロダイを神戸市漁協が冷凍処理し、これを兵庫県西宮市の協同食品センターがすり身にする。次に、カネテツデリカフーズが淡路島産玉ねぎ、ごぼう、にんじんなどを加えて練り製品に加工する。


具材の大きさを調整するなどして、玉ねぎの自然な甘みとシャキシャキ感、ごぼうの香りとにんじんの彩りがアクセントになった、ちぎり揚げが完成。


「大きさもちょうどよく、食べやすい」「野菜の風味も感じられておいしい」など好評価を受け、「兵庫県産クロダイ使用ちぎり揚げ」がデビューとなった。

神戸での低利用魚「クロダイ」の現状

低利用魚とは、旬ではないため脂の乗りが悪く、食用として知られていない、見た目が優れない、出荷できるほど数が揃わないといった理由から、低価格で取引されたり、市場に流通しづらい魚を指す。水揚げ量の30~40%が低利用魚であるといわれている。


神戸市近海を中心に漁をしている漁業者の悩みが、春頃に多く水揚げされるクロダイ。秋冬に獲れるクロダイは、脂が適度に乗り、おいしい魚として知られているが、春に獲れるクロダイは脂の乗りが悪く、取引価格も安いため、十分に活用されることがないそう。また、養殖されている海苔を食べてしまう被害もあり、状況の改善が求められているという。

開発ストーリー

2024年、神戸市漁協から春のクロダイの悩みを聞いた地元メーカーのカネテツデリカフーズは、このクロダイを活用した商品開発を検討し、以前ほうれん草の外葉を有効利用した商品の共同開発を行ったコープこうべに相談。

同生協もこの趣旨に賛同し、商品化に向けて関係者が集まり顔を合わせ、そこから、春のクロダイを使った商品開発がスタートした。


商品開発においては、この低利用魚を商品化することで、「クロダイを食べる文化を盛り上げたい」「漁業者にも、組合員にも喜んでもらえる商品を作りたい」と、職員やコープ商品わいわい会議メンバーの組合員に意見を聞きながら進めていったそう。

コープ商品わいわい会議は、商品の開発や改善について組合員の声を聞く会議。どんな商品を作るか、味やパッケージについて意見をもらっている。

コープこうべの「CO・OP NEXT100商品」


コープこうべでは、2021年の100周年を機に、生産者や地域の課題の解決をめざす「CO・OP NEXT100商品」の取り組みを進めている。

「CO・OP NEXT100商品」は、規格外の原材料を有効利用し、地域の活性化や工場の稼働促進を実現するために、コープこうべと生産者、取引先により共同開発されている。


地元の漁業者や企業、団体が力を合わせて開発した「兵庫県産クロダイ使用ちぎり揚げ」を味わってみては。

■兵庫県産クロダイ使用ちぎり揚げ
仕様:1パック80g
店舗販売:9月5日(金)~7日(日) ※コープミニを除く 数量限定
宅配:8月4回(8月26日~カタログ配布)デビュー
温度帯:冷蔵
賞味期限:11日(製造日含む)
アレルギー:小麦・卵・大豆・魚肉すり身(魚介類)

(Higuchi)

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