昔ながらの原風景が残る淡路島内陸部の景色のなかに佇む、古民家料理宿「海里」。こだわりの地元食材、器、空間など、一品一品丁寧に仕上げられた料理が味わえる「海里」では、ランチ・ディナー以外に、1日1組限定の宿泊プランも用意している。
店主・岡野満氏のこだわり
「海里」の店主・岡野満氏が目指すのは、料理・空間・景観のすべてに淡路島の“いいもの”を集めた究極の体験。地元で育まれた旬の食材はもちろん、陶器やガラスの器、地元産のドリンク、店内を彩る装飾、そして空間に漂う香りに至るまで、すべてが淡路島産。
そのこだわりは、単なる地産地消ではなく、淡路島という土地の美しさと力強さを五感で感じてもらうための演出だ。
淡路島の「旬」の食材を使った郷土料理
食材へのこだわりは、淡路島の四季に寄り添った「旬」の食材を中心に据えている。
可能な限り、地元の人々が丹精込めて育てた農作物や、島の海で水揚げされた魚介類を使用。
その一つひとつに込められた愛情や努力を尊重し、手間を惜しまず、繊細に一皿一皿丁寧に仕上げている。
必要な食材が手に入らない場合は、店主自ら山に入り山菜を採取したり、お茶を手作りしたりすることもあるという。
そのこだわりは食材にとどまらず、器やカトラリー、さらにそれらを料理に合わせた温度にし、空間のしつらえにまでおよぶ。すべてにおいて、淡路島の風土と美意識を反映させることを大切にしている。
「海里」には決まったメニュー表はない。その日その時に出会えた地元食材をもとに、店主が考案したその日のメニューを、手漉き和紙で全員に渡している。訪れるたびに異なる表情を見せる料理は、淡路島の自然とともにある「一期一会」の味わいだ。
囲炉裏の火に癒され、縁側から田園風景を眺める
囲炉裏の向こうに広がるのは、淡路島の原風景。棚田や里山が織りなす、懐かしくも静かな景色。
古民家を改装した室内は、自然と調和した設えが随所に息づいている。囲炉裏の柔らかな火、縁側から差し込む光、今はめったに見ない模様入りのガラス窓が映す季節の移ろい、
そして風と光を通す「欄間」が空間に奥行きを与え、日本の伝統美を静かに語りかけてくる。
「海里」では、時間がゆっくりと流れる。景色と空間が一体となり、訪れる人の心をほどき、日常からそっと離れた穏やかなひとときへと誘う。
最上の品だけを選び抜いた淡路島の“いいもの”
店主が集めた淡路島の“いいもの”は、単なる仕入れ品ではない。それぞれの生産者と丁寧に対話を重ね、素材の背景や想いに深く触れたうえで、「これこそ淡路島」と胸を張れる最上の品だけを選び抜いている。その品々は、そのこだわりと信頼の証。淡路島の風土と人の力が結集した、真の“地のもの”だ。
一歩足を踏み入れれば、淡路島の“今”と“昔”が静かに交差する、かけがえのない体験が始まる。「海里」は、淡路島そのものを感じるための場所。島の心に触れる、唯一無二の空間となっている。
“第二の我が家”のように心ゆくまでくつろげる空間で、淡路島の豊かな海と山の食材にこだわったほっこりした郷土料理が味わえる「海里」に、足を運んでみては。
■海里
住所:兵庫県淡路市生田大坪604-2
HP:https://kairi-awaji.com
予約サイト:https://www.tablecheck.com/shops/kairi/reserve
(yukari)
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