2025年本屋大賞受賞作『カフネ』が大きな話題を呼んだ阿部暁子さんの講演会が、11月15日(土)、キオクシアアイーナ(いわて県民情報交流センター)で開催される。
現在、専用フォームと往復はがきで参加者を募集中だ。
講演やクロストークを実施
岩手県では「文学の国いわて推進事業」として、県民が文学に対する関心や創作活動への意欲を高められる機会を創出するよう取り組みを進めている。
8回目となる今回は、『カフネ』が2025年本屋大賞に選ばれた岩手県出身の作家・阿部暁子さんの講演会を開催する。
当日は、13:30～14:15に講演を実施。出演は阿部暁子さん、司会はテレビ岩手アナウンサーが務める。
また、14:30～15:15にクロストークが行われる。出演は阿部暁子さん、担当編集者等だ。
講演会の定員は300名で、応募多数の場合は抽選となる。観覧希望者は、下記の専用フォームまたは往復はがきで応募しよう。応募締切は10月21日(火)で、往復はがきの場合は消印有効となる。
往復はがきで応募する際は、氏名、年齢、郵便番号、住所、電話番号、希望する席数(往復はがき1枚あたり3席まで可)、阿部暁子さんに聞いてみたいこと(任意)、高校生の場合は学校名と学年を記入のうえ、事務局へ送ろう。宛先は下記の「文学の国いわて」HPから確認を。
阿部暁子さんについて
阿部暁子さんは、岩手県花巻市出身、岩手県在住。2008年『屋上ボーイズ』(応募時タイトルは『いつまでも』)で第17回ロマン大賞を受賞しデビュー。著書に『どこよりも遠い場所にいる君へ』『また君と出会う未来のために』『パラ・スター〈Side 百花〉』『パラ・スター〈Side 宝良〉』『金環日蝕』『カラフル』などがある。
『カフネ』で第8回未来屋小説大賞、第1回あの本、読みました？大賞、2025年本屋大賞を受賞した。
「文学の国いわて塾」を開催
また、「文学の国いわて塾」の開催も決定した。
「文学の国いわて塾」は、岩手にゆかりのある作家の協力を得て、小説を書くことに興味を持っている県内の生徒・学生の技術と意欲の向上を図ることを目的に開催する。
12月～令和8年2月内に2回実施し、募集対象は、高校文芸部のほか、文学・執筆に興味、関心のある高校生や大学生など。オンライン配信システム(Zoom等)を使用する。申込は、「文学の国いわて」HP内専用フォームから受け付けている。
さらに、今年度は「いわて塾」の第1部の模様をオンライン配信(アーカイブ有)する。詳細については今後、HPにて発表がある。
「文学の国いわて」について
石川啄木や宮沢賢治をはじめ、多くの優れた作家を輩出している岩手県。
近年でも、岩手県ゆかりの沼田真佑さんの『影裏』が第157回芥川賞を、同県出身の若竹千佐子さんの『おらおらでひとりいぐも』が第158回芥川賞を連続で受賞している。
また、同県出身の、くどうれいんさんの『氷柱の声』が第165回芥川賞候補、小砂川チトさんの『猿の戴冠式』が第170回芥川賞候補、柚月裕子さんの『逃亡者は北へ行く』が第173回直木賞候補となるなど、同県の文学的土壌の豊かさは今なお受け継がれており、「文学の国いわて」と呼ぶにふさわしい地域文化を形成している。
さらに「全国高等学校文芸コンクール」では、岩手県内の高校が毎年上位入賞を果たすなど、才能豊かな若い人材が全国を舞台に活躍している。
このような豊かな文学的土壌を持つ「文学の国いわて」をさらに進展させるため、岩手県では「文学の国いわて推進事業」として、県民が文学に対する関心や創作活動への意欲を高められる機会を創出するよう取り組みを進めている。
この機会に、「文学の国いわて」で開催される阿部暁子さんの講演会に足を運んでみては。
■阿部暁子さん講演会
日時：11月15日(土)13:30～15:15(13:00開場)
会場：キオクシアアイーナ(いわて県民情報交流センター)7階 アイーナホール
住所：岩手県盛岡市盛岡駅西通1丁目7番1号
専用フォーム：https://www.tvi.jp/bungakunokuni/form
文学の国いわてHP：https://www.tvi.jp/bungakunokuni
(ソルトピーチ)
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